札幌市は、「多くの人が利用する場所では受動喫煙を防止する必要がある」として、札幌市受動喫煙防止対策ガイドラインをまとめ対策を推進しています。
もっとも効果的な方法としては「禁煙」ですが、次善の方法として「完全分煙」を掲げており、いまや公共施設だけでなく、飲食店、オフィス、遊戯施設、娯楽施設にいたるほとんどの「人が集まる場所」で受動喫煙を防止するための対策をもとめられています。
快適なオフィスの要は「喫煙室」
すけみつでは、この分煙についてもご相談を承っておりますが、喫煙室はただ単にパーティションと分煙機を設置し、天井まで仕切れば良いというものではなく、ドアを開けた時の空気の流れがどうなるのかを計算したり、リラックスルームとしての機能性に配慮を加えたりする必要があります。
大切な顧客、職員、来客の健康を守るため、すけみつと一緒にこの対策に真剣に取り組んでみませんか。
飲食店、レストランの分煙
飲食店はその形態にもよりますが、居酒屋やパブなど夜に営業する店舗では分煙によって客離れが懸念されるため、なかなか対策が進んでいません。
しかし、日本の喫煙率は年々減少が見られ、特に若い年代の男性は中年層より低くなっています。このため、若い年代をターゲットにしていたり、女性客の増加を見越していたりする店舗では、思い切って分煙を実施してはいかがでしょうか。差別化をはかり、話題性を生むことで、認知度が高まる可能性は大きく、分煙を条件に飲食店を探す顧客も出てきています。
すけみつで施工いただいたお店は、こうした特色をPRするお手伝いをします。お気軽にご相談ください。
分煙の方法
正しい分煙を実施するには、タバコの煙が流れてこない受動喫煙を受けない席を確保する必要があります。タバコが吸えない席を設けるだけでなく空間を区切り、喫煙場所の換気・排気を万全にすることが望ましいでしょう。
また、空気清浄機はタバコの有害物質を除去することができないとされていますので、あくまで換気を心がけましょう。
個室化する
個室にする時は、ドアひとつに対し羽根径25cmの換気扇を2台以上設置することが理想です。
また、ドアに通風孔をつけることで常に禁煙室から喫煙室へ向かう空気の流れを作ることができます。
フロアを分ける
2階以上フロアを使える場合は、下の階を禁煙に、上の階を喫煙スペースに区分けると高い分煙効果が得られます。
煙は上にのぼっていきますが、2階には空気を下に送り込まないよう適切な排気設備の設置が望ましいでしょう。
同一フロア内で区分けする
個室を設置することはどうしてもできないという場合には、フロアを分けたり、それもなかなか難しい場合なら、喫煙スペースと禁煙スペースの間にロールスクリーンやプリーツスクリーンなどを設置する、天井から可能な高さの壁を造作して、床部をパーティションで区切る、等の工夫をすると、なにもないより受動喫煙を減らすことができます。
もちろん、喫煙スペースには排気設備を充実させることも欠かせません。
また、施工の際は、エアコンの風やドアを開けた時の空気の流れをよく把握した上で席の配置を考慮する必要があります。
この方法は完全な分煙にはあたりません。喫煙時間を設定し受動喫煙を減らすという方法も有効です。