テナントビルの庇(ひさし)の防水シートが老化により破れ、ダクトが外れて一階テナントの外壁に水が漏れていました。季節が冬でしたので、当然氷になり足元が滑りやすく危ないとの事で着工になりました。
住宅の種類 | テナント |
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建築構造 | – |
築年数 | – |
施工地 | 札幌市西区 |
施工日数 | 一週間 ※外部工事の為、天候により日程が変化します。 |
施工年 | 2011年 |
施工内容 | ウレタン防水 |
施工費用 | 約27万円(貼替工事) |
施工前の様子
建物一階の天井から水が流れ落ち、凍っていました。
早速漏水箇所を点検してみると、排水口と排水管がずれていて正常に機能していないことが分かりました。
劣化した排水口。配水管がずれてしまっていました。
その他にも防水工事されていた部分の劣化が多数見られました。
施工の様子
このままでは建物に大きな被害が出てしまう恐れもあります。
早速、ずれた配水管を直し庇(ひさし)の防水工事をさせていただくこととなりました。
施工はまだ雪の多い時期に行ったので施工前は下の写真のような状態でした。
北国の冬は大変です。
まずは雪かきをし、劣化の進んだ防水シートをはがしていきます。
傷みが激しいサイディングの一部もはがしました。
はがしてみると下地の劣化・ひび割れなどががよく分かります。
パテで下地の穴埋めをしていきます。
上の写真と下の写真は同じ位置から撮影しています。穴埋めされているのが分かりますでしょうか?
はがしたサイディングも下の写真のように処理されました。
下地処理が終わったらプライマーを塗ります。
プライマーとはprimary(最初の)という言葉が由来の用語で「最初に塗る塗料」という意味だそうです。
今回は接着プライマーを塗り、接着力を向上させています。
その後防水シートを貼ります。メッシュ素材のものが防水シートです。
側面や角の部分から丁寧に施工します。
防水シートをアップで撮影してみました。
ここからウレタン防水を行います。シートの上からウレタンを塗布していきます。まずは下塗りです。
そして中塗り。
最後にトップコートを塗布して完成です。
排水口周りもしっかり防水され、配水管との接続もしっかり修繕されています。
これで排水口もしっかり機能します。ウレタン防水工事の完了です。
こうしたテナントビルに限らず、屋根・庇などの劣化は冬場に問題があらわとなりご相談いただく場合が多いのですが、雪が積もってしまうと工事に除排雪が伴い日数も費用も嵩んでしまいます。
建物は定期的な点検を行い、問題がありそうな場合は早め早めにご相談いただくと良いかと思います。