社交ダンススタジオ新装工事

社交ダンススタジオ工事完了

今回施工させていただいたお客様は、当社のホームページをご覧頂いてお問い合わせくださいました。

DATA
住宅の種類 空テナント
建築構造
間取り 約40坪
施工地 札幌市西区琴似
施工日数 15日間
施工年 2011年
施工内容 床上げ・床仕上げ・間仕切り・カガミ取付・内装工事
施工費用 約300万円

施工前の現場の様子

施工前のテナント内部は以下のようなものでした。
何も無い空間でしたので、床をダンスフロア用に変更するとともにスタッフルームや更衣室などを設置する必要があると感じました。

施工前の空きテナント

施工前の現場の様子

床の材質を無垢材(カバ゙材)で仕上げる事をご要望されておりました。

施工の様子

床の施工がメインのダンススタジオ改修ですが、下の平面図のように、スタッフルームや更衣室を作ったりカウンターも設置する施工となりました。

ダンススタジオ施工前後の図面

収納&スタッフルーム

まずは何も無い空間に収納とスタッフルームを作る様子をご覧ください。

下の写真は施工前のテナント(スタッフルーム及び収納を設置する場所)の様子です。
赤く色がつけられている部分が収納とスタッフルームになる予定の場所です。

ダンススタジオ施工前後の図面

間仕切りを設置しています。空気の流れを作るために上部には開口を設けています。

間仕切り設置中

完成したスタッフルーム

スタッフルーム内の様子も撮影しました。
可愛らしいピンクの内装です。

可愛らしいピンクの内装

上部の開口をスタッフルーム側から見るとこんな感じです。

スタッフルーム上部開口

床もピンクになりました。素材はビニール製の長尺シートです。

床 ビニール系の長尺シート

下側には二つの開口があります。
スタジオで飼われているわんちゃんのために開けた開口です!

二つの開口

更衣室

スタッフルームや収納と同様に、更衣室も作りました!

更衣室施工前後

更衣室の中はこのようになっています!

完成した更衣室の中

更衣室には大きめの鏡も設置されていますので、服装のチェックや化粧直しなどもできますね

更衣室の鏡

鏡設置

ダンスフロアと言うことで、大きな鏡を3箇所に設置しました。
(スタッフルーム・更衣室の鏡は除く)

鏡設置前後03

圧巻の床施工!美しいダンスフロアが完成するまでの様子をご覧ください

今回のメイン施工でもある床上げと仕上げの様子をご覧ください。
まずは施工前の床の状態から・・・

施工前の床の状態

写真中央より少し右側にあるのが入り口ドアです。
更衣室側からフロア全体を撮影しています。
この床に根太(床板を張るための下地になる横架材)を組んでいきます。

こちらは30ミリ高の根太を組んでいる様子です。
根太組みが終わったら間にスタイロホームを敷き詰めていきます。

根太を組んでいる様子

本来であればスタイロホームではなく防音シートを入れるのが適切ではありますが今回のテナントは建物を建てる際に最初からダンスフロアにする予定でしたので建物自体の構造が良かったことと、価格面の問題でスタイロホームを入れることとなりました。
一面隙間なく入れていきます。

スタイロホーム施工中

スタイロホームを敷き詰めたら9ミリのベニアを敷きその上に12ミリのベニアを二重に敷いていきます。
そうすることでダンススタジオに適した適度なクッション性と強度を実現させます。

ベニア施工中

ベニヤを貼り終えたらカバの無垢材を貼っていきます。
床に糊を付け、貼っていく様子は「これぞ職人技!」という感じです。
こちらは動画もございますので是非ご覧ください。

カバの無垢材施工中

下はのり付け・貼りの様子を撮影した動画です。
職人の技をごゆっくりご覧ください。

動画でも見ることが出来ますが、壁とフローリングの間に8ミリほどの隙間を設けています。
今回使用したフローリングはカバの無垢材のため、温度・湿度などにより伸縮します。
ぴっちりと敷き詰めてしまうと伸縮した際に反り返ったりしてしまいます。
ですのであらかじめ遊びを設け、自然素材の伸縮に対応できるようにしているのです。
最終的には隙間には専用のゴムを貼り仕上げます。

40坪の床貼りを職人2人 一日がかりで作業しました。

カバの無垢材施工中2

フロア貼りが完了したら、研磨・掃除・塗装の作業に入ります。
フローリングを貼っただけだとフローリング一枚一枚に微妙な段差が出てしまいます。
ですので研磨して平らにします。削りくずなどを掃除し塗装を施すのですが、この作業は全部で4回繰り返しました。
そうすることで、フラットな床面と強度を実現します。

下の写真は研磨作業一回目の様子です。

1回目の研磨作業

研磨作業の動画もございますのでご覧ください!

機械が届かない隙間も手作業で丁寧に研磨します。
職人さん 全身粉まみれになりながらの作業です。

手作業で研磨

研磨が終わったら掃除をし床面をきれいにします。

床掃除中

一回目のウレタン塗装の様子です。

ウレタン塗装1回目

その後もこの作業を繰り返すこと4回…

ウレタン塗装2回目

その間に、前述の壁とフローリングの隙間をゴムでうめる作業も行いました。
隙間にボンドを打って、ゴムをはめていきます。

ボンド・ゴム施工中

下は最後の塗装を行った部分(写真奥)と塗装していない部分(写真手前)の比較写真です。
この違い 写真でもはっきり分かりますね!

塗装前と塗装後の比較

完成した床がこちらです!

完成した床

このほか、入り口のドアを移設し施工完了となりました。
写真手前にあったドアを奥に移動させています。壁・天井などの質感の違いで移設されたのが分かるかと思います。
下の写真は移設工事中の様子です。

建具移設中

完成した社交ダンススタジオの様子

磨かれた床が美しいダンススタジオの様子を写真でご覧ください!
こちらのダンススタジオのカラーがオレンジと言うことで、巾木や柱にオレンジを採用しました。
ポップで明るい印象になりましたね。

テナント入り口から自然光のみで撮影。

自然光のみで撮影

窓側から一番大きな鏡を設置した面を撮影。

一番大きな鏡

蛍光灯をつけた状態で撮影。美しいですね

蛍光灯を付けた状態

スタッフルーム・カウンター部分を撮影。
スタッフルームの壁の2箇所にスクエア型の開口があるのが分かりますでしょうか?
これは、前述にもあるとおりダンススタジオの看板犬がスタッフルームから外をのぞくために作りました。

スタッフルーム・カウンター部分

カウンター部分を撮影。
白にアクセントとなる巾木のオレンジが美しいですね!

カウンター部分

ステキなダンススタジオが完成しました!

担当:澤野 優二

完成後、実際にダンススタジオ内で音楽を流してみましたが、その際奏でる音が割れていて何か不備があったのかとドキドキしました。機材側の問題と言うことが分かりほっとしました。
床には十二分に注意を払い、傷一つ付けないよう心掛けました。

営業担当 澤野優二