降雪地域では、よく「屋根の雪が落下の際隣家に当たる」などというトラブルが起こります。
落雪の問題は一戸建てにお住まいの誰しもが、加害者にも被害者にもなりうる問題です。近隣住宅がなくあまり気にならないという方も、5年後・10年後には似たような問題に遭遇するかもしれません。
最初から落雪に対する対策をしていれば問題ないのですが、そうでない時は大変困りますよね。
もし、自宅の屋根から隣家の敷地に雪が落ちてしまっていることに気づいたら、大きな問題になる前に対策をお考えください。
当社では、屋根に傾斜をつけたり自分の敷地内だけに雪が落ちる構造にしたりと、一軒一軒にあった落雪対策工事を行っております。
落雪対策1 無落雪屋根設置リフォーム 【屋根形状を変える】
既存の屋根を撤去し、無落雪屋根に変更します。
無落雪屋根と言っても何種類かの方式があります。ご自宅の構造や強度によってベストな方式を選択して施工いたしますのでお気軽にご相談ください。
無落雪屋根の方式の詳細は以下でご説明いたします。
スノーダクト方式
屋根の中心にスノーダクトを持ったもの。M型屋根ともいい屋根に雨樋を設け、解けた雪を水としてパイプで流す方法です。
ルーフフラット方式
屋根を平らにしたもの。風で雪を飛ばすことを目的とした屋根工法です。
勾配屋根無落雪
勾配付の屋根に横桟の雪止め構造としたもの。融けた雪だけ水となり自然に落ちる方法です。
落雪対策2 【「一部」屋根形状を変える】
雪が落ちてはいけない方向に雪止め設置工事(屋根の端を高くする工事)を行い、自宅敷地内に計画的に雪を落す設計に変更いたします。既存の屋根に雪止めを設置する工事ですので廃材が出ない分経済的です。近隣トラブルなど、深刻な状態になる前に落雪対策リフォームをお考えください。
落雪対策3 雪止めフェンス設置リフォーム 【形状は変えず敷地内に設置】
直接屋根をリフォームするのではなく自宅敷地内にフェンスを設置し、隣家敷地に雪が流れないようにする工事です。
当社では、一軒一軒の状況にあった最適なフェンスをご提案させていただきます。雪止めフェンスをお考えなら、お気軽にお問い合わせください。
落雪対策4 雪庇止め取り付け
せっぴとは降り積もった雪が強風により風下側に向かって大きくなり、庇のように張り出した状態です。通常は降雪・積雪時に、風速4m/s程度から雪庇が発生、成長すると考えられています。
雪庇止め設置工事とは、雪庇ができやすい箇所に、雪庇が出来ないよう雪止めを付ける工事です。オリジナルで制作する方法と既製品を取り付ける方法がございます。
下の写真は、すけみつで行った雪庇止め工事の写真です。