窓まわりのお掃除~レールやサッシ

窓は建物全体の表面積の2~3割の面積を占めています。窓まわりの掃除は汚れがひどいレールから行うのがポイントです。レール、サッシ、ガラスの順にお掃除していきましょう。まずはレールのお掃除についてです。

窓レールイメージ

窓レールのお掃除

窓枠の下部分にあるレールのお掃除です。窓がきれいだとお部屋も明るいですね。窓レールは開閉などによりゴミやホコリがとてもたまりやすい場所になります。汚れを放置すると建てつけが悪くなったり閉まりが悪くなったりする場合があります。気がついたときにお掃除するよう心がけたいものです。


  1. 幅広の柔らかいブラシやハケ歯ブラシ等でホコリやごみをかき出しながら掃除機で吸い取ります。掃除機の先端が細くなっている吸い込み口がある場合はそちらに交換すると便利です。
    ※レールが乾いた状態で行いましょう。細かい部分は割り箸や綿棒を使用して行うと便利です。
  2. 固く絞った雑巾でレールを拭きます。
    ※ひどい汚れは洗剤をスプレーしたスポンジや雑巾を使って拭き取ります。

窓サッシのお掃除

サッシの素材によって異なりますので事前に確認してから行いましょう。主にスチールサッシ、アルミサッシ、樹脂サッシ、木サッシ、複合サッシなどがあげられます。一般的には住居ではアルミサッシを使用するケースが多いようです。

樹脂サッシ

樹脂製品の場合、レール部分にたまった砂やゴミをそのままにして使用を続けると、傷の原因となります。


  1. 表面についた砂やほこりをていねいに取除きます。 隅の清掃は歯ブラシを利用すると便利です。
  2. 水でぬらした柔らかい布又はスポンジ・市販のメラミンフォーム材などで全体の汚れを拭き取ります。
  3. 最後に、かたく絞った柔らかい布又はスポンジで全体を拭き取ります。
  4. ※洗浄剤や薬品は、中性のものを使用してください。

    ※ワイヤーブラシやサンドペーパーのご使用はさけてください。

    ※マジックインクや塗料が附着すると落ちなくなります。


アルミサッシ

アルミは丈夫でさびにくい性質であり、表面処理加工の塗膜が施されています。しかしほこりや砂、土が付着したまま放置しておくと化学反応によりアルミ表面が侵されてしまい、白い粉の様なものが出てくるのが腐食です。日々のお掃除で腐食を防止しましょう。


  1. モップ、またはハタキで、表面のゴミやホコリを取ります。
  2. 固く絞った雑巾で、拭きとります。雑巾は、数枚用意し常にきれいな面を使います。
  3. ※アルミは酸やアルカリにも弱いので、洗剤は弱アルカリ性、または中性のものを選びます。

    ※金属製のたわしなどでこすると、表面の塗膜を傷め、サビの原因となります。

    ※汚れを落とした後、自動車用のワックスで磨くと効果的です。ワックスの成分がアルミ表面をカバーしてツヤや光沢がよみがえるだけでなく、汚れもつきにくくなります。

    ※ワックスは、研磨剤が入っていないか、少ないものを使ってください。


スチールのサッシ

スチールのサッシはとても丈夫でアルミが普及する以前によく使用されていました。重量があるのが特徴となっています。


スチールはさびにくい性質がありますが、やはり腐食や色落ちに気をつける必要があります。表面に汚れがついたら早めに洗い落としてください

  1. 柔らかい布に水を浸し、表面についたホコリ、砂などを洗い落とします。
  2. 布またはスポンジで全体を水拭きします。水拭きで落ちない場合は、中性洗剤を薄めたものを使って洗います。
  3. 乾いた布で、水分を拭き取ります。

木素材のサッシ

アルミサッシの台頭で減少したものの、気密性を高めた商品も出てきて近年は木素材のサッシが見直されてきました。やはり木の質感はよく、木の性質からアルミと比べると結露しにくくなっています。


  1. 木目に沿ってハタキで、ホコリを取ります。
  2. 固く絞った布で水拭きします。水拭きで落ちない場合は、中性洗剤を薄めたもので洗い流します。

※木は柔らかいので強くこすらないようにします。毛羽立つ原因となります。

※湿気を嫌うため、必ず乾いた布で、しっかり水分を拭き取ります。


これでレールとサッシはきれいになりました。こちらのお掃除が終わったら次に窓ガラスのお掃除ですね。