住宅の断熱リフォーム

「トイレや浴室、キッチンなど、暖房から少し離れた場所になると寒くて…」住宅にそんな悩みはありませんか? 厳寒の地北海道の住宅では、断熱性能が低下すると、だんだんとストーブから離れられない暮らしになってしまいます。知らず知らず光熱費があがっていくのも心配ですね。そんなお住まいには断熱リフォームという手があります。

壁の断熱

多くの住宅の壁には断熱材というものが入っています。これらは無数の気泡を含んだ構造で、夏は太陽熱を冬は冷たい冷気を遮断するためにとても重要な役割を果たします。中でもグラスウールやロックウールといったものがありますが、これらは築年数の経過や施工の状態が悪かった場合に下の方へ落ち込んでしまうことがあります。そうすると、どんなに暖房を強くしても温かい空気は外へ逃げてしまい、暖房からちょっと離れたところはいつまでも暖まらない…ということになってしまうのです。暖房効率が悪いと地球環境にも悪い…ということで、2010年度政府のエコポイントに床や壁、窓の断熱リフォームが追加され住宅エコポイントができました。家計のためにも環境のためにも大切な省エネリフォームは是非多くの方に考えていただきたい課題です。

壁断熱工事の様子

外壁を張り替える際に断熱リフォームを行う

断熱リフォームは、外壁を張り替える際に一緒に行うと、柱と柱の間に断熱材を施工する内断熱と、ポリエチレンフォームを外壁の内側に施工する外張り断熱を二重に施工できるため、効率的で大変高い効果が期待できます。

外壁を張り替える際に断熱リフォームを行う

断熱リフォームは、外壁を張り替える際に一緒に行うと、柱と柱の間に断熱材を施工する内断熱と、ポリエチレンフォームを外壁の内側に施工する外張り断熱を二重に施工できるため、効率的で大変高い効果が期待できます。

ここでは、すけみつで実際におこなった施工から外張り断熱の事例をご紹介いたします。

外壁をはがしている様子

外壁を取り除きます。

腐食した柱

痛んだ柱は防腐剤を添布した柱に入れ替えます。

補強工事中

痛みの少ない柱にも防腐剤を施し補強します。

外断熱追加

こちらの物件では内断熱に落ち込みなどが確認されなかったため、グラスウールは既存のまま外断熱を追加しました。
ブルーに見える部分がスタイロフォームという板タイプの押出発泡ポリスチレンフォームの断熱材・保温材です。

スタイロフォームは軽くて熱を伝えにくく、水を吸収しないため外気温の影響を和らげ、屋内の温度を一定に保ちます。

OSB施工後

構造を強化するためのOSBを施工し…

防水、通気シート貼り

防水、通気シートを貼りこの上に外壁を施工します。

内側から断熱施工する場合

外壁を張り替えずに、断熱材を入れ替えるには内側のボードごと交換することになります。

施工前の断熱材の様子

断熱材が下方に落ち込み、痛みも激しく効果が下がっているため隙間から冷気が浸入します。

新しい断熱材

古い断熱材を取り除き、新しい断熱材を施工しました。

天井の断熱

天井の断熱には、断熱材を細かくしたものを専用のホースで吹き付けるブローイングという方法を施します。
均一で隙間ができないため高い効果が発揮されます。

天井断熱工事中

床の断熱

床断熱工事中

床には壁と同じくスタイロフォームを利用することができます。


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