すが漏れ対策としてスノーダクト屋根に設置されていた劣化したスノコを撤去しステンレス製のダクトカバーを設置した事例です。
住宅の種類 | 戸建 |
---|---|
建築構造 | – |
築年数 | – |
施工地 | 豊平区 |
施工日数 | 設置半日(ダクトカバー製作 10日) |
施工年 | 2013年 |
施工内容 | 既存スノコ撤去、ダクト清掃、スノーダクトのダクトカバー設置 |
施工費用 | 約20万円 |
家族構成 | – |
間取り | – |
ダクト回りを掃除しステンレス製のダクトカバーを設置した札幌市豊平区の施工例です
すが漏れを防ぐために、雪が降る前にチェックしてほしいスノーダクト屋根のダクト部分。
今回は古いスノコを撤去しダクト回りを掃除して、ステンレス製のダクトカバーを設置した施工例をご紹介します。
施工前の様子
木製のスノコをフタ代わりにしていたが、腐ってボロボロになっておりました。
朽ちた木材が、ゴミとなりダクトが詰りそうな状態でした。
施主様からの要望
「丈夫で長持ちするダクトカバーを希望。」とのことでした。
施工の様子
それではステンレス製ダクトカバー設置の様子をご覧ください。
まずは施工前のスノーダクト屋根の様子です。スノコに劣化が見られます。
まずは、風雨にさらされて朽ちた木製のスノコの撤去を行いました。
木製のスノコは、釘やビスを使用しているため、屋根やダクト内を傷つけないように、慎重に撤去・解体作業を行いました。
また、ダクトの穴にゴミが落ちないよう、養生テープで塞いでダクト内を清掃しました。
ダクトの大きさに合わせて制作したダクトカバーを設置します。
もちろん、単純に乗せる訳ではなく、ダクトの開口寸法に合わせて制作したダクトカバーを
軒先に引っ掛けるように設置し、反対の軒先に留め金で止めます。
今回、ステンレス製のダクトカバーを設置する際、
材料の切り口が屋根の塗装を引っかいてしまうトラブルが発生してしまいました。
設置後、塗装屋さんに傷ついた箇所を手直ししていただきました。
今後はこのようなことが無いよう、更なる工夫と対処法を考えてまいります。
施工完了後の屋根をご覧ください。
木製の簀(スノコ)は、安価で手軽な工事が優れておりますが、防腐・防水作用が弱くなると、水分を含み腐食し朽ちてしまいます。その木くずが、ダクトを詰まらせる要因になる場合もあります。また、単純にダクトの上に乗せただけだと、突風で飛ばされる危険もあります。
ステンレスは、キッチンのシンクに使われるほど錆に強く、またアルミよりも重いため風の影響を受け難いため、ダクトカバーの素材として採用しました。
無落雪住宅には必須のスノーダクトですが、スガ漏りの原因の代表格です。 ゴミが詰まったり、冷たい風がダクトに直接吹き込むことを予防するためにも、ダクトカバーを設置しましょう。