何度かリフォームさせていただいているお客様から融雪機が壊れたので交換したいというご依頼がありました。
住宅の種類 | 戸建て |
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建築構造 | – |
築年数 | 約30年 |
施工地 | 札幌市白石区 |
施工日数 | 1日間 |
施工年 | 2022年 |
施工内容 | 融雪機交換 他 |
施工費用 | 約150万円 |
お施主様からのご要望
融雪機が壊れたため交換を希望。
融雪能力の高い物でお願いしたい。また、融雪機廻りのインターロッキングが沈んでおり、車の出し入れがやりにくいため何とかしたい。とのことでした。
現場の様子
既存融雪機が設置されていました。この融雪機を制作・販売している会社が融雪機事業から撤退することになり、部品交換やメンテナンスを断られてしまったため、交換を検討されていました。
電気配線・灯油配管のルートを確認。排水管は埋設されているため再利用する形でご提案させて頂きました。
除雪・融雪の範囲がおよそ40㎡(5M×8M)と広いため、ヒルコの融雪機の中で一番融雪能力の高いHS-2200-6GMをお勧めしました。
沈み込んだインターロッキングの部分は、補足砕石を入れ転圧しなおしてアスファルト敷設を提案致しました。
工事中の写真しかないため分かりにくいですが、上記写真の赤い部分全てインターロッキングでした。
施工のポイント
既に融雪機が設置されているため、電気・灯油の配管ルートはそのまま利用しました。
融雪した水を排水する管も破損の形跡なく、土中への水漏れも確認されなかったため、再利用可能と判断しました。
排水管などチェック中
アスファルト敷設範囲のインターロッキングを撤去した所、砂と土で路盤が仕上がっており砕石が入っていませんでした。
このままだと、アスファルトを敷設してもまた沈み込んでしまうため、路盤を作るための砕石・転圧を追加料金で行うことにしました。
上の写真は、インターロッキングを剥がした後の様子です。砕石が入っていませんでした。
既存の融雪機の中の水を取り除き、排水・電気・灯油を切り離したら、ユニック車で釣り上げて既存融雪機を撤去します。
既存融雪機撤去中
新しい融雪機が沈み込まないよう、砕石をいれ転圧(機械で踏み固める)を行い、平に慣らします。
砕石を入れている様子
融雪機が車庫と水平になるよう設置し、融雪機が斜めにならないよう砕石を入れて調整します。
融雪機を設置している様子
融雪機の設置が終わったら、電気と灯油を新たに配管しなおし、排水管を接続します。
融雪機の中に水を入れ、散水ポンプとボイラーの試運転を行います。
融雪機試運転中
融雪機の周りに砕石を入れ、転圧し路盤ができたら、アスファルトを敷設します。
融雪機交換工事、完了です。
アスファルトも入れて車庫と同じ高さになり、車の出し入れも快適になったのではないでしょうか?
1日で撤去から設置、アスファルト工事まで行えたのは大変助かりました。
融雪機廻りのインターロッキングが沈み込む原因が分かり、その日の内に対応してくれたのも嬉しかったです。
まだ、雪を溶かしていないので、今年の冬が少し楽しみです。
融雪機を選定する際、出来る限り融雪能力の高い商品をお勧めしております。 低い能力で長く融雪するよりは、高い能力で素早く融雪した方が、除雪の効率が良くなります。
また、年内の融雪機の設置・交換をご希望の方は、7月頃までにお問い合わせをお願いいたします。それ以降ですと年内の工事が出来ない場合がございますので、お早めのお問い合わせをお待ちしております。