住宅省エネ2023キャンペーン「先進的窓リノベ事業」の補助金を活用して、内窓の交換工事をした施工例です。
お施主様からのご要望
とにかく冬が寒いので、内窓改修でストーブの熱効率を上げて暖かくしたい。との事でした。
初回現場の様子
お客様は明るいリビングの、とても見晴らしの良いマンションにお住まいでした。
4月の商談時、リビングは少しヒンヤリした感覚を受けましたのでお話を伺うと、「朝日しか入らないので、午後になると家全体が冷んやりします」とのことでした。
上記写真の窓とダイニングの窓はとても大きく、外気の影響を受けやすい状態でした。リビングには横長の大開口窓、ダイニングには掃出窓が2か所、隣の洋室も掃出窓1か所で、全箇所の内窓が単板ガラスでしたので、夏は暑く冬は寒い窓の仕様でした。
また、内窓の枠が壁の板材を巻き込む仕様のため、クロス工事が必要でした。(下図参照)
省エネ事業の補助金を活用
住宅省エネ2023キャンペーン「先進的窓リノベ事業」
住宅省エネ2023キャンペーンの「先進的窓リノベ事業」の補助金利用をお勧めしました。
こちらの事業は、「国土交通省・経済産業省・環境省」3省連携による住宅の省エネ化支援強化策の補助制度で、省エネに有効的な「断熱」の性能を高めるために、断熱窓への改修を推進する事業です。
断熱窓とは
従来、日本の家によく使われている一般的な窓は「単板ガラス+アルミサッシ(フレーム)」の窓です。 これよりも断熱性能が高い、複層ガラスや樹脂サッシ(フレーム)などの事を「断熱窓」と呼びます。夏も冬も外気の影響を受けにくく、冷房や暖房で室内の温度を快適に保ちます。
施工のポイント
「先進的窓リノベ事業」の補助金は予算が上限に達すると終了してしまうのですが、メーカーの方で内窓の製作に時間がかかるとの事でした。製作を待っている間に補助金の申請が終了しないよう、先にキッチンと洗濯機の水栓交換を行い、先行して補助金の予約申請を済ませました。予約申請をしておくと補助金の予算が確保できるため、お客様も弊社も安心してゆっくり内窓交換の時期を待つことができました。
施工後の様子
内窓交換・クロス工事ともに問題なく終わりました。
サッシと窓ガラスの交換は見た目に大きな変化は見られませんが、単板ガラスから複層ガラスになり、サッシも樹脂製のプラストサッシに交換しましたので、住宅の気密性が高まりました。
夏の涼しさと冬の暖かさは気密性が高いほど実現しますので、暑さや寒さにお悩みの方は窓のリフォームをご検討ください。
普段だと日中は、向いの公園からこども達が遊んでいる声が聞こえるのですが、以前の単板ガラスの内窓と違い外の音が小さくなっていることに驚きました。
補助金の予約申請も承認され、交付申請もスムーズに終えることができました。
窓の断熱は複層ガラスとサッシの気密(隙間)で性能を上げるため、同時に防音性能もあがります。
内窓交換のお問い合わせ、お待ちしております。