暗渠(あんきょ)工事 ~水はけ改善工事~

暗渠工事後

粘土質な土質で水はけが著しく悪く、いつまでも水が溜まった状態のため、暗渠管を埋設し雨水の排水能力を上げました。

DATA
住宅の種類 戸建て
建築構造
築年数 25年
施工地 江別市
施工日数 3日間
施工年 2024年
施工内容 暗渠(あんきょ)工事。 水はけが良くなるよう、暗渠管を埋設し雨水の排水能力を上げる工事。
施工費用 約35万円

お施主様からのご要望

「雪解け時期や大雨の後など、水たまりがいつまでもあるため、改善したい。」とのことでした。

施工前の現場の様子

別件で現地を調査した際に、裏庭の布基礎(ぬのきそ)周辺に大量の雪解け水が溜まっていました。
お話を聞くと、とても水はけが悪く困っているとのことでした。

※布基礎(ぬのきそ)とは、凸型の鉄筋コンクリートを線状に打ち込んで「基礎」にする構法です。

施工前の敷地

施工の様子

暗渠管を埋設するため、工事するのに邪魔になる和室のバルコニー部分を解体しました。

バルコニー撤去後の様子

その後、裏庭の犬走り部分を掘削し暗渠管を埋設します。

犬走部分掘削中

暗渠管にはフィルターが付いており、このフィルターが細かい土や土砂などを濾し取って、雨水以外が排水されないようになっております。
そうすることで、排水管が詰まるのを防いでいます。

暗渠管

暗渠管を埋設する際は、その周辺に砕石をいれ転圧をします。
砕石を入れることで、小さな隙間ができ、雨水が暗渠管へ流れ込みやすくなります。

砕石を入れている様子

暗渠管を排水溝とつなぎます。

暗渠管埋没工事中

暗渠管が正しく設置されたら、埋め戻して施工完了です。

埋め戻し工事中

施工後、大雨の日に…

2024年7月3日 別工事の最中に大雨が降ってきたため、写真撮影をしました。
水たまりは出来ていますが、かなり小規模な水たまりに収まっていました。一軒隣りの雨水の状況は、小さな小川レベルまでの水たまりです。排水口を覗くと、土砂などしっかり漉しとられ雨水のみが排水されておりました。

大雨の日の工事後の様子

2024年7月4日(大雨の次の日)、水たまりは無くなり無事排水が完了しております。
一軒隣りの状況は、昨日と変化なく、大きな水たまりのままでした。

大雨の翌日の工事後の様子
担当:田川 学

水はけが悪いと、基礎本体にもいい影響はありませんし、いつまでも水が溜まっているとジメジメして気持ち悪く、ひどいとボウフラなどの虫の住処になってしまいます。
水はけが悪くてお困りの方は、是非ご相談ください。

営業担当 田川学