【補助金リフォーム】浴室と洗面所の断熱改修

補助金を活用した断熱リフォーム
DATA
住宅の種類 戸建
建築構造
築年数 30年
施工地 札幌市東区
施工日数 6日間
施工年 2023年
施工内容 ユニットバス・洗面台・給湯器交換、水栓交換(浴室・キッチン)、配管移設、クロス・クッションフロア貼り替え、内窓交換
施工費用 約300万円

住宅省エネ2023の「こどもエコすまい支援事業」と「先進的窓リノベ事業」の補助金を活用し、洗面所と浴室の断熱リフォームを行いました。

お施主様からのご要望

浴室が狭いので、なるべく大きな浴室に交換したい。
暖かい浴室・洗面所にしたいので、断熱工事をしたい。
既存の給湯器の位置が悪く、洗面所の使い勝手を改善したい。
補助金を利用して、工事費を抑えたい。

初回現場の様子

間取り

こちらは浴室と洗面所の間取り図と、施工前の写真です。
以前の風呂釜が付いていた名残りがあり、給水管が一部露出した状態のため使いにくさを感じるレイアウトになっていました。
浴室は昔ながらのパネル式で、浴槽も洗い場も狭く、出入口には段差がありました。

施工前の洗面所と浴室

浴室の段差

段差の高さは洗面所(脱衣場)側で約10㎝、浴室内側で約14㎝ありました。

浴室入口の段差

施工のポイント

今よりも広い浴室

ユニットバスの選定をするポイントを「なるべく広い浴室・浴槽の跨ぎやすさ」に絞りました。
施工可能範囲は、1216サイズ(120㎝×160㎝)のユニットバスがギリギリ入らない大きさのため、マンション用の1116サイズ(110㎝×160㎝)にするか、または基礎の土台を一部解体して大きくするかを検討していました。その時、LIXILの方が「S1216サイズ」という、1216サイズよりも少し小さいサイズを紹介くださり調査したところ、ギリギリ入ることが確認できました。

商品は、LIXILリデアMタイプのS1216サイズ。こどもエコ住まい支援事業の補助金対象となる、高断熱仕様の浴槽を選定しました。
浴槽の跨ぎやすさも他社商品と比較して調査し、跨ぎやすいと判断して決めました。

▼ プラン:LIXILリデアM(S1216)

浴室リデアM

近年の戸建住宅は、ある程度の規格に沿ったサイズで浴室を製作しているため、サイズが合わないことはほとんどありませんが、古い戸建住宅の場合は規格に合わないことも多く、敢え無くワンサイズ小さくする場合があります。状況によってはマンションタイプのユニットバスを入れる場合もあります。その場合、施工方法によってはメーカー保証が得られないため、メーカーと弊社で施工方法の打ち合わせをして対応しています。

省エネ事業2023の補助金を利用

こどもエコ住まい支援事業

住宅省エネ2023キャンペーンの「こどもエコ住まい支援事業」に該当する、高断熱浴槽・節湯せつゆ水栓・手摺取付・段差解消の工事を行いました。
こちらの事業は、住宅の省エネ化の推進を目的とした国土交通省による補助制度で、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯に向けて、高い省エネ性能を有する住宅取得・改修を促進する事業です。

今回、手摺取付と段差解消のバリアフリー改修は、エコ住宅設備に該当する高断熱浴槽と節湯水栓を設置することにより、補助の対象となりました。

施工後の浴室

高断熱浴槽

浴槽はフタも保温構造になっている「サーモバスS」で、いつまでも温かいお風呂になりました。
床も断熱層構造の「キレイサーモフロア」で、足裏から奪われる熱を最小限に抑えて、足元が冷ヤッとしない床面になりました。

高断熱浴槽

手摺取付・節湯水栓

入浴時の動作をサポートしてくれる手すりを取り付けて、安心感をプラスしました。

手すり取付1

シャワー部分には、手すりとして利用できるスライドフック付握りバー[品番CKNB(7)-B-L1000/CH]を設置しました。スライドフックなのでシャワーの高さ・角度調節も簡単に変えられます。
シャワーヘッドも節水効果の高いエコアクアシャワーです。

手摺設置2

段差解消

出入り口の危険な段差が解消されて、フラットな床になりました。

浴室の段差解消

施工前後のキッチン

節湯水栓

水栓の交換は浴室とキッチンの2か所です。
キッチンの水栓は泡を含んだ泡沫吐水で節水効果があり、水はねも抑制されます。

キッチン節湯水栓

施工後の洗面所

給湯器交換

浴室の交換に併せて、給湯器もフルオートタイプ(全自動運転)に交換しました。
フルオートタイプの給湯器は、設定した湯量までお湯はりを行い、お湯の温度をキープ。浴槽のお湯が減少したら、その分を感知してお湯を足してくれます。また、タイマー指定機能はお湯を張ってから指定時間が経過すると休止するため省エネです。浴槽のお湯を抜く際には配管洗浄も行いますので、とっても便利です。

フルオート給湯器設置

間取り

給湯器の設置場所を浴室側に変更し、洗濯機も洗面所中央から奥側へ移動。スッキリとしたレイアウトになりました。

間取りのビフォーアフター

露出した配管は床下へ隠蔽し洗面所を広く使えるようにしました。壁と天井のクロスと床のクッションフロアも貼り替えています。

丸見えの配管を床下へ隠す

洗濯機の水栓カランは、ホース給水・洗濯機専用脱落防止ソケット付き給水、どちらでも対応できる水栓を取付けました。

水栓カラン

古くなっていた洗面台も交換しました。

洗面台交換

内窓交換

洗面所を暖かく使ってもらうため、内窓を断熱窓へ交換しました。
室内が寒くなる1番の原因は窓と言われていますので、寒さにお悩みの方は断熱窓に交換することをお勧めします。

洗面所の内窓を断熱

内窓交換は省エネ事業2023キャンペーン「先進的窓リノベ事業」を利用しました。こちらの事業は断熱窓へ改修することで補助金対象となります。

お客様の声

お風呂も大きくなったし、洗面所も広くなって使いやすくなりました。

担当:田川 学

こちらのお客様は、娘様のご紹介でご実家のリフォームをご依頼いただきました。12月末にご連絡をいただき、1月より商談を始め、3月にやっと工事内容が決まり4月に工事することになりました。その多くはユニットバスの選定に時間が掛かったのですが、LIXILのユニットバスにS1216サイズという特寸があることを私が分かっていれば、もっと早く商談を進めれたのが反省であり、勉強になりました。嫌な顔せずいつもニコニコされていたお客様に、感謝しております。

営業担当 田川学

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