スケルトンリフォーム【マンションリノベーション】

スケルトンリフォーム後リビング

マンション内装を全て一旦解体してしまうスケルトンリフォームは流行を取り入れた新しい間取りを取り入れることができる今注目の工法です。

DATA
住宅の種類
建築構造
築年数
施工地 札幌市中央区
施工日数 4週間
施工年 2009年
施工内容 スケルトンリフォーム(間仕切解体・移設、水廻り移設・交換、天井・床貼替、建具製作・取付、窓廻り交換)
施工費用 約650万円
家族構成
間取り 3LDK→2LDK

スケルトンリフォーム

今回は中古マンション物件の資産価値を高めるため、マンションをまるごと改造する『スケルトンリフォーム』を行いました。
スケルトンリフォームは、構造体だけを残して全てを解体し、間取り・内装・設備など全て新しくするリフォームで、近年いろいろなメディアでも紹介されています。
注文住宅のようにライフスタイルや好み、流行に合わせた設計ができる点で大変注目されています。

マンションリノベーションに欠かせないスケルトンリフォームを写真と映像でたっぷりご紹介します。

スケルトンリフォームとは

部屋の壁や床を一度解体し、骨組み(スケルトン)の状態にしてから新たに下地処理・配管にいたるまで全体的にリフォームすることを言います。
そうすることで間取り変更の自由度が高まるとともに、隠れていた配管や配線などの老朽化を発見・交換することが出来るというメリットがあります。

スケルトンリフォームで美しく生まれ変わった中古マンション【動画】

まずは、スケルトンリフォームにより、美しく生まれ変わった札幌にある中古マンションの様子を動画でご覧ください。

スケルトンリフォーム以前の現場

全体的に薄暗く、使っている建具なども古く ちょっと昔の物件だなという印象でした。結露もひどく、対策が必要でした。

結露している現場

スケルトンリフォームのポイント

落とし込み天井を採用した玄関、4枚引き戸で間仕切ることができるリビングとベッドルーム、開放感のあるキッチン、幅広でメンテナンスが簡単な床材などで新築のような仕上がりになりました。

リフォームのポイント平面図

1. ホールを改造

狭かったホールを広く・ゆったりとしたスペースに改造しました。
ホール横に収納スペースも設置し、新しい玄関に合ったシューズボックスも設置しました。

ユーティリティの場所を移設して、玄関ホールを広く改造

下図の向かって左側上は旧玄関の写真、左側下の写真は旧ユーティリティー側からみたトイレの扉です。ホールを広げるために、このユーティリティーを取り壊しました。右の写真はリノベーション後の玄関ホールの様子です。左上、工事前の写真とほぼ同じ位置から撮影しています。正面の扉は新しくなった電気温水器の扉で、左側の扉は新しいトイレ扉です。

UT移設ホール拡張

新しいホールに合ったシューズボックスを造作

もともとあったシューズボックスを撤去し、広く新しい玄関ホールに合った美しいシューズボックスを造作しました。

下足入

新しいシューズボックスは上付きで下から間接照明を当てています。美しいホールを演出するステキなアイテムです。

天井付けシューズクローゼット

大容量の収納スペース

玄関に大容量の収納スペースを新設しました。
この収納のおかげで普段あまり使わないものなどをスッキリ片付けることができるようになりました。
美しさと機能性を兼ね備えた玄関です。

玄関大容量収納

落とし込み天井で、さらに広がりを・・・

既存の玄関天井

玄関は、落とし込み天井で美しくリニューアルしました。
天井を変えると、ホールの広さがさらに引き立ちます。

玄関の落とし込み天井

2. 洋室リフォーム

大容量の収納を設置

小さかった収納は取り壊され、隣の部屋の押入れをクローゼットに替え、洋室側に扉を移しました。
大容量の収納が魅力です。

洋室の施工前と施工中
洋室CLリフォーム後
洋室リフォーム後CLの中

開き戸タイプのサッシを引き違いタイプのサッシに変更

既存の窓サッシ

洋室のサッシは、開き戸タイプから引き違いタイプのサッシに変更しました。ペアガラスを採用しましたので、断熱効果があがり、寒い冬も寒気をシャットアウトしてくれます。

引き違い窓へ変更

3. リビング・ダイニングを快適に

間取り変更で広くなったリビング、さらに用途に応じて広さを変えることができます

リビングと洋室の間の仕切り壁を撤去して、広く快適なリビングを実現しました。
さらに、その奥の旧和室を洋室にリフォームして、4枚引き戸を設置致しましたので、引き戸を開けてより大きなリビングとして利用することも出来ます。

リビング拡張の図面
間仕切り撤去前

リノベーション前の様子。
写真左側の壁を取り払って・・・

間仕切り解体中
広くなったリビング

広いリビングになりました。さらに、その奥の和室も洋室に変更し、4枚引き戸を設置しました。

元和室

和室を洋室に変更。
4枚の引き戸で仕切ることができるベッドルームとしました。
元々あった押入れは奥の洋室のクローゼットとして生まれ変わりました。

和室から洋室へ変更

対面キッチンから広いリビングを見渡す開放感

リビングが広くなったことに伴いキッチンの配置を変更し対面キッチンを採用しました。
明るく、開放感のあるキッチンに仕上がりました。

Before

リノベーション前のキッチン。
壁付きで、古いタイプのキッチンでした。

施工前のキッチン

施工中

対面キッチン施工中の様子です。
キッチンと同じ高さの壁を造作しています。

対面キッチン施工中
キッチン施工後
サンウェーブキッチン_アミィ

サンウェーブ キッチン AMIY(アミィ)

今回設置したキッチンは、サンウェーブの「アミィ」です。アイデア収納「パタパタくん」やキッチン用具を立てたまましまえる収納など、さまざまな機能を兼ね備えた システムキッチンです。 今回は対面キッチンを採用しましたが、I型、L型、オープンキッチンなど、バリエーションも豊富です。 カラーも豊富ですので、お部屋の雰囲気に合った、あなただけのキッチンを実現できる商品です。

4. ユーティリティ・トイレ・バスルーム

玄関ホールを広く取るために移動したユーティリティーですが、ステキな洗面化粧台を設置してお洒落で機能的な空間となりました。
トイレや浴室も新築のような仕上がりです。

ユーティリティ

UTの移設図面
元ユーティリティ

古いタイプの洗面化粧台を、洗練されたフォルムとお手入れのしやすさが魅力のピアラ-DSに交換しました。

独立洗面化粧台
壁付け水栓カランのピアラDS

壁付け水栓カランを採用

今回採用した洗面化粧台は、INAXの「ピアラ-DS」 デザイン性と機能性を兼ね備えた、美しいフォルムの洗面化粧台です。
この商品で、特にオススメなのは、右写真でも分かるとおり壁付けのシャワー水栓です。
水の溜まりやすいカランの周りも、これならお手入れ簡単です。

バスルーム

バスルームはメタル調のカランを採用し、高級感のある仕上がりとなりました。まるでホテルのような贅沢な空間です。

施工後のバスルーム

トイレ

省スペースで、空間を更に広く感じさせてくれるタンクレストイレを採用しました。

交換前のトイレ

美しいだけでなく、お手入れしやすい「縁なし形状」のトイレで、まるで新築の仕上がりです。

タンクレストイレ

5. 全室共通のリフォーム

上記の他にも、窓廻りや床材の貼り替えなど、細部にわたり改修しました。

窓廻り断熱追加とペアガラスの採用

施工前リビングの窓

スケルトンリフォーム前のリビング窓廻りの様子です。
木製のサッシでした。
断熱効果も弱く、しっかりした改修が必要でした。

施工中

窓廻り施工中

窓廻り工事中の様子です。
中央写真の赤い部分が断熱材です。サッシを木製から樹脂製に変更し、ペアガラスを採用しています。

断熱材とペアガラス施工後

After

断熱材とペアガラスの効果で断熱効果抜群です。
見た目も、白で統一された美しい仕上がりとなりました。

床材に高耐久フローリング ダイレクトエクセルを採用

マンションや集合住宅にオススメのフローリング「ダイレクトエクセル」を採用しました。
このフローリングはEBコートと硬質フィルムで仕上げられており、傷が着きにくい、水に強く、ワックスがけの必要が無いなとの特性があります。機能面だけでなく、写真をご覧いただければ分かるとおり、美しい木目のフローリングです。
今回は「ヨーロピアンウォルナット」という濃色系のカラーを選択しましたが、淡い色からダーク系までのお色がありますので、お好みで選ぶことが可能です。

床施工前のリビング
フローリング施工後
担当:長沼 利真

今回は、中古物件の資産価値を上げるために全室新築のような仕上がりを目指して工事を行いました。
壁の位置、水まわりの位置なども可能な限り施主様のご希望の場所に移すことが可能です。
また、ここまで全体を改修しなくても、資産価値を高める工事は可能ですので、古い物件の価値を高めたいと思っている方、現在のお住まいに不満をお持ちの方、まずはすけみつにお問い合わせください。

営業担当 長沼利真