戸建外構リフォーム 物置・カーポート設置他

物置・カーポート設置完了
DATA
住宅の種類
建築構造
築年数
施工地 札幌市白石区
施工日数 5日間
施工年 -年
施工内容 1日目電柱移設、2日目裏庭整地、駐車スペース掘削・路盤工事、3日目物置設置、4日目カーポート設置、5日目アスファルト舗装工事
施工費用 約150万円


カーポートを設置するため路盤工事をはじめアスファルト舗装を行い車両の出入りを気持ちよくできる環境を整えました。
物置の設置には経年による地盤の歪みに対応するべく、束石を使用し傾きのリスクを軽減しています


お施主様からのご要望

戸建を新築しました。カーポートと物置の設置をお願いしたい。との事でした。

施工前の様子

施工前の現場の様子

庭の地面は砕石の状態でした。ここを駐車スペースにしてカーポートを設置したいのですが、車の出入りに障害となりそうな位置に電柱がありました。

施工プラン

施工プランは右平面図です。(敷地内を上から見た図)
電柱を移設しカーポートと物置を設置。地面はアスファルトにします。

カーポート他施工プラン

施工のポイント

・カーポート設置場所
カーポートを設置するうえで問題になっていたのが電柱の位置です。打ち合わせ当初カーポートの位置は電柱と接するギリギリにの所に設置して、お施主様の運転技術で何とかできないか検討していました。実際にカーポートの柱となる場所にポールを置いてお施主様に車を運転していただき検証を行ったところ、なんとか駐車できましたが少しのミスもできない状況でしたので電柱の移設を提案しました。移設場所は北海道電力様・NTT様と打ち合わせをし、お施主様の敷地内へ移設することになりました。
移設することでカーポートは適当な位置に設置できます。建物から何cm離すか、隣地境界から50㎝以上離れているか、設置後の建物の採光に問題がないか等を確認し最終決定しました。
設置するカーポートはリクシルのテリオスポートⅢ(1台用6本柱・積雪150cmタイプ)です。

・カーポート施工
カーポートは柱を設置するときに穴を掘りますが、地域により地下水が出てくるケースが多々あります。地下水が流れていることで、長い年月をかけて土が削られていきます。その影響で傾いたり、倒壊する恐れがありますが、残念ながら地下水の流れを変えることは出来ないため、ご理解の上施工いたしました。柱1~2本程度であれば影響は少ないと思われます。

・物置の選定
物置を選択するうえで最も多いご要望が「自転車を収納したい」というものです。奥行きが150cmの場合は大人用の自転車をまっすぐに収納できないので、必要台数の自転車が入らない場合があります。大人用の自転車を収納するのであれば奥行き180cm確保する方が望ましいです。
今回は収納力を考慮し、ヨド物置のエルモ(品番LMDS-2518積雪型)という商品で、間口2m57cm×奥行き1m87cmサイズを採用しました。

・物置の施工
物置をブロックや平板の上に設置するケースがありますが、地盤が悪いと数年で扉の開閉が重たくなったり、物置の床が歪んできたりします。このような物置の傾きによるリスクを軽減するため、高さ50cmの束石を敷設しました。

施工の様子

1日目:電柱移設

まずは移設する場所に穴を掘ります。重機と人力で電柱の全長6分の1の深さまで掘りました。

電柱移設 穴掘り

電柱から電線を取り外し、新しい電柱を先ほど掘削した穴に差し込み、埋め戻し作業を行い締固めます。

電柱移設 電線外しと埋め戻し

取り外した電線を新しい電柱へ付け替え、古い電柱を抜きます。

電柱移設 電線付け替え

穴を埋めて塞ぎ、仮補修をします。(後にアスファルト舗装を行うので、この時点では補修のみ)

穴 仮補修後

2日目:駐車スペース掘削・路盤工事

アスファルトと道路に段差ができないよう計算し掘削していきます。基本は重機で行い、配管付近は人力で丁寧に行います。

掘削中

砕石を入れ転圧をかけ、しっかりと路盤を締固めました。

路盤締め固め後

3日目:物置設置

物置の位置に高さ50cmの束石を埋めて、しっかりと土台をつくります。4つ角と前方内側に2つで、計6つの束石を施工しました。

物置設置 土台作り

骨組みを組み立て、屋根を設置。床枠の下には土台のブロックを6つ配置します。土台をブロックのみだけでなく束石も使用することで、沈みにくくなり倒壊などの危険性を少なくすることが出来ます。

物置設置 骨組み

パネルと扉を組み立て、設置完了です。

物置設置 物置完成

4日目:カーポート設置

カーポート設置場所から柱の設置位置を割り出し、印をつけます。そこに重機を使用して穴を掘ります。

穴掘り中

今回は穴径40cm角以上で穴の深さは60cm掘りました。地下水がでてきてしまった穴が2か所ありましたが、地下水の流れを止めることはできないので、ご理解をいただいた上で施工しました。

穴掘り後

掘削した穴の底部に砕石を入れ転圧します。その上に平板を置き、柱を仮設置。水平器を使用して全ての柱が水平・垂直になるよう調整します。

柱を仮設置

柱と梁を組み立てます。傾いたり倒れたりしないように木の棒や金属の突っ張りなどで仮固定しつつ、ボルト・ナットを締めていきます。そして屋根材(折板)の取り付けを行います。

カーポート組み立て中

再び水平器で傾きを確認し、仕上げにコンクリートを穴に流し込み固定します。

柱の穴にコンクリートを入れて固める

5日目:アスファルト舗装工事

2日目に路盤工事をしているので最後にアスファルト舗装を行います。
施工前と施工後の写真をご覧ください。

施工後カーポート正面と移設した電柱

電柱移設工事で仮補修した路面も綺麗になりました。

施工完了 アスファルトの様子
カーポート 別方向から

すべての工程が無事に完了しました。立派な駐車スペースができましたね。

お客様の声

電柱を移動できるとは思わなかったです。おかげさまで、気持ちよく駐車が出来るので良かったです。

担当:田川 学

物置の設置をご希望のお客様は、自転車を収納したい方が多いです。選ぶポイントは、奥行きを180cm確保することにあります。子供用の自転車を収納する場合は奥行き150cmあれば良いですが、小学校の高学年くらいから大人用の自転車に乗り始めます。奥行き180cmあると、大人用の自転車を真っすぐ収納することが出来るので、物置のスペースを有効的に活用することができ、自転車の出し入れもしやすくなります。将来のことも含めて検討すると良いですね。

カーポートは車の経年劣化を遅らせる効果があるのと同時に、雪かきの手間を減らすこともできる一石二鳥のアイテムです。お車を大切に保管されたい方や、庭(敷地)が広い方、積雪の多い地域にお住まいの方は、是非ご相談ください。

営業担当 田川学

カーポートをご検討されている方はこちらもご覧ください。

カーポートを賢く選ぶ