スノーダクト方式の屋根ではこんな現象も…定期的に点検し漏水等の問題が発生する前にメンテナンスすることをオススメします。
住宅の種類 | 戸建 |
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建築構造 | – |
築年数 | – |
施工地 | 白石区東札幌 |
施工日数 | 4日間 |
施工年 | 2009年 |
施工内容 | スノーダクト内のごみ撤去、壊れたスノコの撤去、スノコ造作・塗装(ガードラック)、スノコ設置 |
施工費用 | 約10万円 |
家族構成 | – |
間取り | – |
漏水で困っているというお宅から連絡があり、現地調査致しました。
屋根のスノーダクトがつまりスノーダクトと屋根本体の継ぎ目から水が建物内に進入していることが分かりましたので解消すべくメンテナンス致しました。
屋根の種類はさまざまですが、このスノーダクト方式は北海道でよく見られる形です。
この屋根は一見平らに見えますがM字のように中央がへこんでおり、そこに雪をため解けた雪をパイプで流すような仕組みになっています。
初回現場の様子
建物の天井・壁・床など、様々な箇所が水による被害にあっていました。
原因を調べてみると、スノーダクト方式の屋根が下の写真のように機能しない状態になっていました。
この朽ちたスノコは屋根に積もった雪をゆっくり溶かすためのフィルターとして使用していましたが朽ちて壊れ役目を果たさなくなっていました。
そして、その壊れたスノコやごみがスノーダクト部分をふさぎ、水を建物外に流すことが出来なくなっていました。
ですので溜まった水がスノーダクトと屋根本体の接合部より浸入し今回の水漏れをおこしてしまったのです。
施工の様子
今回は屋根自体に問題は無かったので、ゴミや泥を撤去して、新しいスノコを設置しました。
漏水・屋根工事となると大掛かりな工事を想像しますが、スノーダクト方式の屋根の場合、スノーダクト部分の清掃だけですむ場合もあります。
屋根は毎年点検をするのが良いようです。
施工前の屋根。壊れた簀・泥・ゴミが溜まっていました。
これでは本来の役目を果たさないどころか、屋根・建物にとって悪影響を及ぼしてしまいます。
スノーダクト部分のアップ。
ペットボトルなどのごみも屋根に上がってしまうのですね。
まずはスノーダクトをふさいでいたさまざまなゴミを撤去します。
スノコを外すとダクト内はこのような状態でした。
とりあえずダクトと雨樋をつなぐ接合部分のごみをかき出してみました。
最初は雨どいの穴が隠れるほどの堆積物がありました。
ダクト部分をキレイにした後の状態がこちら↓
このあと、新しいスノコを造作して設置します。
スノコを設置している様子です。
このスノコは、この屋根に合うよう大工さんが造作した物です。
ガードラックという耐侯性・撥水性に優れた塗料を塗っていますので、屋根と言う苛酷な環境の中でも長くその役目を果たしてくれるのではないかと思います。
施工完了後の屋根の様子はこちら!
これでもう漏水の心配はありません。
屋根のメンテナンス、定期的に行っていますか? 今回のケースのように、屋根のスノーダクト部分にゴミなどがたまり建物に深刻な被害を与えることがあります。 屋根は普段目にする場所ではないので見落としがちですが、建物の中で一番過酷な場所(雨・風・雪・太陽の熱など)でもあります。 日ごろから定期的に点検することをオススメします。もし、漏水などでお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。