床タイルのお掃除

室内の床を飾るタイル。おしゃれでモダンなインテリアイメージにぴったりです。素材は磁器やせっ器などの種類がいくつかあります。床タイルは元々、劣化が少ないためお手入れがしやすく耐久性の高い床材です。クッションフロアに比べると汚れが染み込みにくい特色があります。室内のキッチンやバスルーム、トイレ、玄関などの床で利用されています。お部屋の床タイルお掃除のポイントを簡単にまとめました。

内装床タイル 通常のお掃除

準備するもの:ほうきやモップ、雑巾、研磨スポンジ(メラミンスポンジ等)、洗剤、ブラシやたわし

ほうきで掃いたりモップをかけたり、掃除機などでホコリやちりを吸い取ったりします。雑巾がけして水拭きで取れない汚れは洗剤をつけた雑巾でふきます。部分汚れは研磨スポンジでこすります。玄関のタイルなどはデッキブラシやたわしに洗剤をつけてこすってください。

※タイルの素材によってはブラシやたわしを使用すると表面に傷がついたり、コーティングが落ちたりする可能性があります。事前にご確認ください。

内装床タイル 落ちにくい汚れ

落ちにくい頑固な汚れは不織布スポンジやメラミンスポンジでこすってください。
目地に汚れが染み込んでいる場合はたたくように汚れを吸い取りながらふきます。
ヘアカラー剤やうがい薬などが染み込んでいる場合は、ペーパーに漂白剤の原液をつけ汚れにかぶせ5~10分おきます。そして雑巾でたたくようにふきます。

タイル目地の汚れ

室内タイルは継ぎ目の間隔が開いていないですが、そこはやはり溝になり汚れがたまりやすい場所です。汚れを拭き取り、歯ブラシなどに洗剤をつけ、軽くこすり汚れを落とします。目地は汚れが染み込み跡が残りやすいのですぐに汚れを拭き取るのがポイントです。

キッチンの床タイル汚れ

主な汚れの原因:油や調味料のこぼれ汚れ

水に中性洗剤をたらしスポンジでふきとります。タイルを傷つけようにクレンザ-は研磨剤が入っていないものをお勧めします。

バスルームの床タイル汚れ

主な汚れの原因:皮質や石鹸カス、シャンプーなどのぬめり

浴室用の中性洗剤で除去しますが、こびりついた汚れについては、液体クレンザーで素早くふき取ります。

トイレの床タイル汚れ

主な汚れの原因:尿とびなどの黄ばみ汚れ

トイレ用の 酸性系洗剤で掃除してください。なお、尿とびによる悪臭の発生を抑え、目地の変色や汚れ付着を防止する機能を持つタイルもあります。

玄関の床タイル汚れ

主な汚れの原因:泥やほこり、汚れた雨水

ホコリをはきごみを取り除きます。水をかけブラシなどでこすり流します。汚れた水は放置せずしっかり流しきります。

主な汚れの原因:泥サビつき

希塩酸洗剤をサビている部分につけて数分おいて、こすり洗いをします。

主な汚れの原因:靴底のゴム跡、アスファルトなど

中性洗剤、クレンザーをつけナイロンブラシでこすり、洗い流します。油汚れは粒子が細かい為、長い間放置しておくとタイルに付着して凝固してしまいます。気がついたらすぐにふき取るようにしてください。

外壁のお掃除

雨風に毎日さらされる外壁。耐久性が高い素材を使用しているとは言え、コケや黒ずみ汚れがついていきます。外であるため人目に触れ場所によってはとても気になります。「外壁なんて自分でお掃除できるの」という疑問をお持ちの方も多いでしょう。お掃除のポイントをまとめました。

外壁の種類

外壁と一口に言っても種類がいくつかありますが、最も広く使われているのはサイディングです。そのサイディングの種類ですが、窯業系、金属系、木質系、樹脂系などがあります。サイディングの他には塗壁・モルタル、タイル、ALCパネルなどが使用されています。

一般的に多く使用されているサイディングのお掃除についてみていきましょう!

通常の外壁のお掃除

用意するもの:ホース、水、中性洗剤、柔らかい布、ブラシ(場合により)


ホースの水で壁のホコリや泥など汚れを落とします。基本的に汚れは水で洗い流しますが、落ちない汚れは中性洗剤を10~20倍に薄めてたものを使います。そして洗剤はしっかり洗い流します。水で落ちない汚れは柔らかい布やブラシで軽く擦り洗いします。最後は自然乾燥となるので、砂ホコリの立つ日は避けます。

※お掃除の前にサイディングの仕様を確認することをオススメします。場合によりブラシなどで擦ると表面の塗膜が取れたり、キズがつくことも考えられます。
※クレンザーなど研磨剤入りの洗剤は使わない。
※強く擦り過ぎない。
※アルコール、シンナーなど有機溶剤は使わない。
※窓まわり、軒天付近はシーリング目地があるため直接水を当てない。シーリングがやせてひび割れ、建物に水が浸食する原因となります。


高圧洗浄機

外壁をホースでお掃除すると高い所まで届かなかったり凹凸までキレイにならなかったりと大変です。そこで便利なのが高圧洗浄機です。高圧洗浄機とは洗剤は使わず水を強力な圧力で噴射して汚れを吹き飛ばすクリーナーです。家庭用のものがホームセンターなどで販売されており、こちらを利用して洗車などもできる便利なものです。

使用場所:外回り(カーポート、ブロック塀、シャッター、床タイルなど)

※簡単にお掃除できて時間短縮になりますが、水飛びや騒音が気になったり使い方にコツもいるようです。目立たない場所で試してから噴射水の勢いを調節しコーキングを傷めないように行ってください。

外壁の汚れには…

まず、外壁汚れの詳細ですが、コケや藻、ほこり、かび、雨だれ、赤サビ、白サビ、変色、熱や紫外線による色あせがあげられます。外気にある汚染物質や排ガスに含まれる油汚れも含まれます。屋外で外気に常に触れており、耐久性が求められる厳しい環境と言えます。

特に汚れの付きやすい場所

外装の軒下、出窓下、バルコニー下、庇下、設備裏は特に汚れが付きやすくなっています。コーキングから油汚れが流れ出し外気のホコリと結びつき黒ずみになります。

汚れ~コケや藻

日陰の壁、基礎コンクリート部分などにコケがつくことがあります。コケは水分がある場所に発生し溜まった水分が汚れと結びつきコケになります。放置すると素材に影響を及ぼす可能性があるため取り除きましょう。

汚れ~カビ

雨水に含まれる成分やホコリの成分を栄養源に、様々な生物が繁殖したものがカビです。コケなどは光のみでも発生しますが、カビには栄養源となるものが必要です。

コケ・カビのお掃除

コケやカビなども水洗いで汚れを落とします。水洗いで落ちない場合は、薄めた中性洗剤で擦り洗いし、水洗いをして仕上げます。ただ洗剤でも落ちない場合、薬品を使用しお掃除します。

  1. 壁面のカビやコケにカビ取り剤をスプレーします。
  2. 10~15分ほど経ってから、やわらかいブラシかスポンジでカビをこすり落とします。
  3. 最後に洗車ブラシなどで水洗いをしてカビ取り剤を洗い流します。

メンテナンス・点検

外壁は普段のお掃除も重要ですが、長く持たせるためにはメンテナンスも大切です。1年に1度は点検をすることをオススメします。

点検する際にポイントをまとめました。当てはまる項目があれば補修が必要なことも考えられるので業者に相談ください。一般的に耐久は10年前後となっています。


サイディング(窯業系)

サイディング本体:欠け、反り、割れ
サイディング表面:チョーキング(褪色)、変色、サビ
シーリング:やせ、亀裂


浴室のお掃除

バスルームイメージ

浴室のお掃除 結構大変ですよね。
清潔に保ちたいけど、なかなか… という方も多いのではないでしょうか。

掃除の基本は上から下に、奥から手前に です。
浴室の場合は、浴槽側と洗い場側に分け、上から下に、奥から手前に掃除するとよいでしょう。
すべての箇所を毎日掃除するというのは大変ですので、浴槽はお湯を張るたび、上側の壁や天井は週1回、下側の壁は週2~3回などと決めて掃除すると少し楽かもしれませんね。
もちろん浴室を使う人数、頻度によって汚れる速度は格段に違いますから、ご家庭に合った回数の掃除を心がけてください。

浴槽のお掃除方法

槽の汚れは浴槽が温かいうちにスポンジなどでこすると取れやすいです。
洗剤など付けなくても、温かいうちならキレイにとれます。

浴室の落ちにくい汚れの掃除方法

浴室の落ちにくいこびりついた湯垢をとりたい場合は、浴室用洗剤を湯垢部分にスプレーしその上にラップをかけ湿布し少し時間をおいてからスポンジなどで軽くこすると取れる場合があります。
但し人造大理石などの場合は湿布すると変色する可能性がありますので、目立たない場所で試してみてから使用してください。
重曹をたっぷりつけたスポンジでこすり洗いするという方法も有効です。

お風呂道具の掃除

まず浴槽に洗面器、シャンプーなどの容器、シャンプーラック、椅子などをすべて入れます。
そして浴槽に入れたものがすべてつかる程度の水を入れます。
重曹か漂白剤を使用方法に基づいて適量入れ、一時間程度放置します。
その後取り出し軽く水で流してください。

浴室パッキンのカビをとりたい

パッキン部分にトイレットペーパーを三つ折りにしたものを敷いてその上から漂白剤をかけます。
30分ほど放置して、その後トイレットペーパーをはがして水で流します。

浴室の錆(もらい錆)を取りたい

浴室にヘアピンやかみそりなどを置きっぱなしにしておくと赤茶色のザラザラした汚れがつきます。もらい錆というのですが、もしもらい錆が付いた場合はお風呂用のクリームクレンザーを使って表面に傷がつかないようにやさしくこすり洗いしてください。

浴室のカビ汚れ

温度が20~30度、湿度が70%以上ある場所に石鹸かすや皮脂などが放置されるとカビが発生します。
そういう場合はカビ取り剤をかけ、しばらく放置した後水で洗い流して取り除きます。カビ取り剤は放置しすぎたり、洗剤をきちんと洗い流さないと変色したり劣化したりしますのでご注意ください。

浴室の鏡についた白い跡

浴室の鏡についた白い汚れを取る場合は、まず雑巾にお酢をつけて拭いてみます。それで取れない場合は、ティッシュなどにお酢を付けて鏡全体に貼り付けます。その上からラップをかけて半日放置した後液体クレンザーなどでふき取ります。
長い間放置された白い汚れは、頑固で落ちにくくなります。
あまり放置せずに掃除するようにしましょう。

トイレの汚れ別掃除方法

トイレの汚れにはどんな種類があるのでしょう? 汚れの種類と掃除方法をご紹介します。

トイレの汚れいろいろ

毎日使うトイレですが、残念ながら使う度に汚れていきます。お掃除していても汚れは気が付かないうちにたまっていくこともありますよね。
トイレの汚れと一口に言っても様々なものがあり、通常のお部屋に比べ、トイレ特有の汚れというものも勿論あります。ご家庭に見られる汚れごとにお掃除の方法をまとめました。

黄ばみ

便器の底などに見られるのが頑固な黄ばみ。「尿石」というものが が原因の場合が多いようです。

尿石とは、「尿に溶けているカルシウムイオンが炭酸などに反応し、カルシウム化合物として固まったもの」です。放置するとかたく固まり非常に強力な汚れとなります。

尿石汚れのお掃除は……


  • まず溜まっている水の水位を下げます。
  • 酸性洗剤をかけ、洗剤の上にトイレットペーパーをおいて洗剤が流れ落ちないようにします。
  • 1時間以上おいてからブラシで擦ります。ひどい汚れの場合には洗剤の分量を増やしたりします。
  • それでも取れない場合は、耐水サンドペーパー(1000番~)でこすります。

場合によっては便器を傷つける原因となりますので注意しおこなってください。尿石を取り除くには溶かす洗剤、擦る消しゴムのようなもの、尿石除去剤などがあります。状況に合わせてあったものを選びましょう。

※酸性と塩素系の洗剤の組み合わせは有毒ガスが発生したりと危険です。トイレ掃除では洗剤同士と混ぜないように気をつけてください。
※洗剤をしっかり流してから次に別の洗剤を使用するなどと注意が必要です。また十分に換気をしてお掃除してください。


黒ずみ

いつの間にか、ふたや便座に黒ずみができたということもありますよね。この黒ずみはプラスチック部分の黒ずみ汚れは静電気によりホコリが付着したものです。 消しゴムなどで黒ずみを取り、固くしぼった雑巾で水ぶきをします。
便器の黒ずみは、尿石が固まって強力な汚れとなったもの、雑菌やカビが頑固な汚れとなったものなどがあげられます。点のような黒ずみは給水管から出たさびの場合もあり、酸性の洗剤をかけペーパーでラップしてしばらくすると除去できます。

水位線リング汚れ(さぼったリング)

便器の水が溜まる部分はお掃除を怠ると水位線の辺りでリングのような汚れになります。

リング汚れのお掃除は……


  • まず溜まっている水の水位を下げます。
  • 黄ばみの場合と同様に、汚れ部分にトイレットペーパーを敷いて洗剤でラップします。
  • 30分程度したらブラシで擦り落とします。

※便座はプラスチック製なので、便器用洗剤に触れると劣化します。 かかってしまった場合は、やわらかい布で水ぶきし、必ずふき取ってください。
※暖房便座の機械部分には、水がかからないように注意してください


ピンクのすじ汚れ

便器に付いたピンク色のすじのような汚れは、バクテリアが付着して繁殖したことが原因でおこります。


  • 中性洗剤をつけブラシで擦り洗いします。
  • 除菌のため漂白剤を塗布し、3~5分程度放置して流します。バクテリアの栄養源となる汚れをたつことが大切です。

すじのような傷

便器は有機ガラスのものもありますが、多くは陶器でできています。この陶器は金属よりやわらかいという性質を持っているため、お掃除の際、金物ブラシで擦ったり、時計や指輪の金属部分に擦れると表面に傷がつき黒や銀のすじがつきます。ついてしまった傷は傷取りの専用クリーナーでこすると薄くなっていきます。

金属せっけん

タンクについている手洗いなどに白っぽい汚れがつくことはありませんか。これは金属せっけんという汚れです。

金属石鹸とは石けん成分や脂肪が水道水の金属成分と化合したもの(主に脂肪酸カルシウム)です。浴室にも見られる白っぽい汚れになります。

放置すると徐々に取れにくくなりますが、初期段階では中性洗剤をつけペーパーなどでラップしてしばらく置いてから擦り洗いします。

さび

蛇口や給水管などの金具部分にさびが出てくる場合があります。さびの対策として金属部分は乾いた雑巾で拭き、水分やほこりをためなようにします。軽いさびは漂白剤や浴室用クレンザーをつけて擦ります。さび防止のワックス等を塗るのも予防になります。

※手洗いの排水溝やタンクに洗剤が入らないように注意して掃除してください。洗剤やクレンザーが残らないように水ぶきし拭き取ります。

かび

便器を含め水周りの汚れとなるのがカビです。このカビは汚れを栄養源として繁殖するため、汚れはすぐに取り除きためないようにします。かびが増えると取り除くのが難しくなります。換気を行い、湿気を逃がしカビの発生を防止するよう心がけてください。

水垢

水垢は水周りにはつきものとなっている汚れです。中性洗剤や重曹などをスポンジにつけて磨きます。取れない頑固な汚れになる前に取り除くことが重要です。

トイレのお掃除

トイレイメージ

毎日使うトイレは、においと汚れが特に気になりますよね。気持ちよく使えるように清潔を心がけたいものです。トイレの汚れには尿石・黄ばみ・黒ずみ・水垢 カビ バクテリア、さびなど様々あり、においは便器や床についた尿の飛び散りが原因のものが多いようです。
トイレ掃除は「運気をあげる」とも言われていますので、できる限りやりたいものですね。

いつものお掃除

通常のお掃除は週に一度は行いましょう。汚れに気がついたらすぐにきれいにするのがポイントです。時間が経過するとにおいの元となったり、汚れが取りにくく黒ずみなど頑固な汚れに変わってしまいます。

掃除用具:ウエットシート、ゴム手、雑巾、ブラシ、洗剤(中性・酸性)、歯ブラシ

※必要に応じて準備(軍手、割り箸、綿棒、研磨スポンジ、耐水ペーパー、クエン酸、重曹、砂消しゴム)


  1. 窓がある場合は開けて換気し空気の出口と入口を作ります。換気扇などついている場合も同様にします。トイレは特に結露が起こりやすい場所です。しっかり換気を心がけてください。
  2. 壁、手洗いなど汚れ少ない場所からはじめて便器、床を掃除します。スリッパやマット、便座カバーなども拭き掃除、または洗濯したり干したりします。
  3. 便器の掃除は、タンク、便座、便器の中、便器の外というように、上から下に向かって掃除するのがおすすめです。

エリアごとのお掃除

想像以上に汚れていますので綺麗に拭きましょう。


  • 掃除機などでホコリをとります。奥から手前へ、床の四隅、便器との境目も歯ブラシなどでよろれやほこりをかき出します。
  • 洗剤で拭き仕上げに水ぶきします。酸性の洗剤を薄めたものや、クエン酸やお酢を使います。目地の黒ずみはクリームクレンザーで擦ります。
  • 床に敷いているカーペットも天日干しや洗濯します。

壁も床と同様に目に見えなくても汚れがあるため、拭き掃除が必要です。


  • 上から下に向かってホコリを取り、硬く絞った雑巾やウエットペーパーで拭きます。また中性洗剤で拭き仕上げに水ぶきします。

トイレの窓は結露しやすいため、窓枠のカビに注意しましょう。既にカビがある場合は、アルコールでゆっくり拭き取ります。窓枠の素材によってはアルコールはしみになるケースも考えられるので事前に確認が必要です。

その他

鏡や棚、ペーパーホルダーやドアノブ、手すりなども忘れず、ほこりをとり水拭きにします。

便器

トイレ掃除のメインはやはり便器です。汚れも多く隅々までお掃除が必要なのでパーツごとにお掃除方法を見ていきましょう。

便器のふた

取り外しできるタイプであれば、ナットなど工具を用いてふたをはずしてお掃除します。ホコリや汚れがたまっていると、においの原因となります。汚れを中性洗剤で拭き取り仕上げに水ぶきします。

便座

肌が触れる部分なのでしっかりお掃除します。便座の表面は中性洗剤を拭きます。内ふちや裏は尿や汚れが付きやすいためしっかり拭きます。仕上げに水ぶきして洗剤が残らないようにします。便座はプラスチックなので酸性やアルカリ性の洗剤で拭くと割れるおそれがあります。

便座とふたの隙間

本体とふたの隙間は汚れがたまりやすい場所です。可能であれば取り外して掃除します。取り外して掃除できない場合は割り箸の先に布を巻き、輪ゴムで止めたものを用意します。洗剤を付けて、すき間の汚れを取ります。仕上げの水ぶきをします。

タンク 給水金具

汚れは衣服などから出るホコリが原因です。水に濡らして十分に絞った布に、トイレ用中 性洗剤をつけ、全体を拭きます。給水金具も拭いておきます。 タンクには内側に樹脂製やゴム製の器具を多く使用しておりますので酸性・アルカリ性洗 剤は使用しない。 乾いた布で拭くと、樹脂タンクの場合、静電気でゴミを吸い取ってしまいます。 ※表面を傷つける恐れのあるクレンザー、磨き粉、金属たわし、ナイロンたわし、ブラシ は使用しないで下さい。 ※割れの原因となる中性洗剤以外の洗剤、シンナー、ベンジン等の溶剤、酸、アルカリ、 熱湯等は使用しないで下さい。  また、樹脂タンクの場合、乾いた布やトイレットペーパーも傷の原因となります よく絞った柔らかい布に、100倍程度に薄めた中性洗剤を染み込ませた布を固く絞り拭 き取ります。 その後、よく絞った布で水拭きし、洗剤成分を拭き取ってください。

タンクの手洗い

タンクに洗剤成分が入るとこしょうの原因となりますので手洗の排水口を布などでふさぎます。やわらかいスポンジに、クリームクレンザーや練り歯磨きを付けてこすります。水ぶきをして、クレンザーをきれいにふき取ります。最後に排水口をふさいでいた布を取ります。アルカリ性洗剤・研磨材入りの洗剤・研磨材入りのブラシは使用しないでください。

タンクの中

止水栓を閉めます。洗浄ハンドルを回して、タンクの中の水を流します。タンク内の水が抜けたら、タンクのフタを外します。トイレ用中性洗剤を布などにしみ込ませ、汚れの部分に覆います。酸性・アルカリ性洗剤は、タンク内部の樹脂製やゴム製の器具を痛め、止水不良などの不具合や水漏れして家財などをぬらす恐れがありますので使用しないでください。 タンクの内部金具には、トイレ用中性洗剤が付かないように注意してください。 しばらく放置してから布を取り、トイレ用中性洗剤が残らないように水ぶきします。 タンクのフタを閉め、止水栓を開けます。

ウォシュレットのノズル

電源を切りはコンセントを抜きます。お掃除ティッシュまたは濡れた布でシャワーノズルの汚れをふき取ります。仕上げに、水ぶきをします。シャワーノズルは、無理に引っ張ったり、曲げたりしないでください。市販の洗剤の中には、一部適さないものがありますのでご注意ください。

脱臭フィルター・脱臭カセット、脱臭吸込口など

フィルターがつまると、脱臭性能が得られなくなります。効果が弱くなったり、脱臭音が大きくなったときには、脱臭カセット・脱臭フィルターのお手入れや交換をしてください。つまみを持って引き出します。歯ブラシ等でホコリを取り除き、元に戻してください。お使いのタイプにより異なりますので詳しくは取扱説明書をご参照ください。

リモコン

水拭きしてほこりを取り除きます。ボタンの回りなど細かな部分は綿棒を使うと便利です。

キッチンのお掃除、どうされていますか?

キッチンイメージ

夫次第で簡単にきれいにお掃除できます。
こまめにお掃除していると頑固な汚れが付きにくくなりますので、楽しく簡単にお掃除しましょう!

シンクのお掃除

一口にシンクと言ってもステンレス製・樹脂製(人造大理石)・ホーロー製など様々ありますね。素材によってお掃除の仕方も変わりますのでご自宅のシンクに合うお掃除方法をご覧ください。

ステンレス製シンクの場合

普段のお手入れは…

台所用の中性洗剤を付けたスポンジで磨きます。その後洗い流してからからぶきすればOKです。

汚れが気になりだしたら…

始めにシンク内に水うちをします。次にスポンジにクリームクレンザーを付けて一定方向に磨きます。その後水ぶき→乾拭きをします。

ステンレスシンクは塩素が苦手です。塩素系洗剤を長時間シンクにためたりすると錆の原因にもなりますし、塩や醤油に含まれる塩分も錆の原因となりますので、こぼしたら時間をおかずにふき取ることを心がけてください。

樹脂製シンクの場合

普段のお手入れは…

ステンレス製シンクと同様スポンジに台所用中性洗剤を付けて洗います。スポンジは柔らかい面を使用します。その後水洗いしてください。

汚れが気になりだしたら…

スポンジの硬い面に台所用洗剤を付け磨きます。その後水洗いします。

樹脂製シンクを磨くときは円を描くように均一に磨くときれいにしあがります。表面を傷つけてしまう金属たわしやナイロンたわしは使用しない方がよいでしょう。

ホーロー製シンクの場合

普段のお手入れは…

ステンレス製シンクと同様スポンジに台所用中性洗剤を付けて洗います。スポンジは柔らかい面を使用します。その後水洗いしてください。

汚れが気になりだしたら…

中性洗剤をスポンジか柔らかい布につけて洗います。シンクの底に鉄粉がたまっていたら即洗い流してください。

※酸性やアルカリ性の洗剤や粉末クレンザーなどで洗うと傷つく可能性があります。ご注意ください!

キッチンワークトップカウンター(天板)のお掃除

汚れが固まらないうちに使ったらすぐ水に付け絞った布で水拭きし、その後乾拭きします。毎日一回でもそうすることでカウンターまわりはいつも清潔できれいな状態を保てます。

汚れが気になる場合は…

ステンレスの場合は台所用中性洗剤と水を含ませたスポンジでこすり洗いし、水拭き→乾拭きで仕上げます。
人造大理石の場合も同様です。トクラスの人造大理石カウンターをご使用の場合はこちらもご覧ください。

ガスコンロのお掃除

ワークトップカウンター同様汚れが固まらないうちに使ったらすぐお手入れすれば洗剤など使わなくてもキレイな状態を保てます。

ガスコンロの掃除は思いのほか時間がかかってしまったりしますよね。そのわりにキレイにならなかったり…
まず第一にコンロの掃除は使い終わってまだ温かいうちにすると汚れが緩んでいますので意外と簡単に拭き取ることができるということを覚えておくとよいでしょう。

・五徳(ゴトク)を洗う
ゴトクは鍋などを置く台のことですが、拭きこぼれなどで汚れが付きやすい場所ですね。 「こぼれたら拭く」が鉄則ですが、もしこびりついてしまって取れないようならいらなくなったお好み焼き用のヘラなどでそぎ落とすという方法もあります。 それでも取れない頑固な汚れは、重曹と水を入れた鍋でゴトクを煮て、汚れが緩くなった状態でへらなどで落とします。

その他の部分もやはり使った後まだ温かいうちに拭き掃除をする・水に重曹を入れたものに浸して汚れを浮かしてからとる が基本です。
一度煮洗いなどしてキレイにし、その後は使ったらすぐ掃除 という習慣をつけることでキレイを保つことができるのではないでしょうか?

IHクッキングヒーターの掃除

IHクッキングヒーターは平らなので掃除が楽そうですよね。
でも、楽そうだからと放っておくとバーナー付近が黒くなってきます。これが何層にも重なると結構やっかいな汚れになってしまいます。
まずは重曹を水で溶いてペースト状にし、焦げの上にのせラップなどを上からかぶせ水分を補給しながら半日ほど湿布してみましょう。
半日経ったらラップをはがしてへら状のものでこすり取ってみます。

レンジフードのお掃除

レンジフードのお掃除はコンロ同様 まだ温かいうちに済ませてしまうのが一番です。温かいうちなら簡単にお掃除することができます。
今は、洗剤不要のお掃除クロスも多数販売されています。
思った以上にきれいにお掃除できる場合もありますので、用途に応じてペーパークロスも使ってみてください。

念入りにお掃除する場合は、へら等であらかじめ油などがこびりついている部分を削り落とし、外せる部分をできるだけ外し漂白剤を薄めたぬるま湯に浸しておきます(素材によっては変色する場合もありますので予め目立たないところで確認してから作業を進めてください)。20分ほどつけ置きした後スポンジなどでこすり洗いします。水で汚れと漂白剤の薄め液を洗い流し水気をふき取ります。最後よく乾燥させてください。
外せない部分は、つけおき洗いをしている間にこびりつきを落とし、油汚れ用洗剤などを吹きかけ水につけて固く絞った雑巾で拭きます。汚れがなかなか取れない場合はキッチンペーパーに洗剤を含ませ汚れた個所に貼り付け上からラップをかけしばらく置きます。その後水に浸して固く絞った雑巾でふき取ります。最後はよく乾燥させましょう。

窓まわりのお掃除~網戸・ブラインド・ロールスクリーン

網戸

網戸掃除イメージ

窓まわりの活躍アイテムである網戸ですがこちらのお掃除もなんとなく面倒なイメージがあり、お掃除が後回しになりがちです。見た目では汚れは分かりにくいものです。網戸と言ってもパネル、ロール式、スライド式などがあります。こちらでは網戸のお掃除方法をご紹介します。

網戸の汚れ

屋外からの雨風と共によごれなどが網戸に吸着します。よごれは、砂やほこりの他に排気ガス、鳥の糞、虫、花粉などがあります。よごれを放置すると落ちにくい頑固よごれに変化していきます。ひどくなると、カーテンに黒ずみがついたり、窓を開けても風通しが悪くなったり、洗濯物によごれがついたりといったこともおきります。マンションなど高層階では特に構造上ヤニ、油煙、などがたまりやすいです。

網戸のお掃除

準備するもの:掃除機、新聞紙、雑巾、スポンジ、メラミンスポンジ、中性洗剤、はたき、ガムテープ

あると便利なもの:網戸専用スポンジ、網戸専用ワイパー、クロス、網戸スプレー、網戸ロール

網戸掃除専用のスポンジやローラー、ワイパーがホームセンターで販売されています。網戸を軽くふくだけで簡単にお掃除できるようです。


  1. はたきでほこりをはたく、又はアミ戸にガムテープで新聞紙を貼り、ゴミを掃除機で吸います。
  2. 新聞をはがして固く絞った雑巾で軽く拭きます。
    ※アルミは酸にもアルカリにも弱いので、洗剤は弱アルカリ性、または中性のものを選びます。
  3. 汚れがひどい場合は、中性洗剤をぬるま湯で溶かし、スポンジにつけ軽くこすりながら拭いてください。超極細繊維のクロスだと水をあまり使わず繰り返し使用できるので便利です

※キズの原因となるので金属ブラシでネットやアルミ枠部分をこすらないでください。
※スポンジを2つ用意して内側と外側ではさんで拭き掃除すると、力が均等にかかるので網戸をいためず掃除できます
※変色や劣化の原因となるのでシンナー・ベンジン・アルコール磨き粉、酸性・アルカリ性洗剤などは使用しないでください。
※力を入れすぎると網戸がたわんだり、破損の原因になるので加減して行います。

ブラインドのお掃除

窓まわりのお掃除でやっかいなのがこのブラインドです。どのようにお掃除すればいいのかわからないという方も多いでしょう。ブラインドには横型、縦型、などがあり素材はアルミやスチールなどが一般的です。気がつかないうちに、手垢やホコリ、キッチンの油よごれ、ヤニ、コードの黒ずみなどカビ汚れが見られます。お掃除しましょう。

ブラインドのお掃除方法

準備するもの:はたき、スポンジ、雑巾、軍手、ゴム手、雑巾、中性洗剤、歯ブラシ


はたきや小型のほうきではねやコードについたほこりを取ります。油気の多い場所では、やわらかい布でこまめに拭き取るのも効果的です。

  1. 中性洗剤をつけたやわらかいスポンジで両面をふきます。
  2. 水ぶきして洗剤を落とします。
  3. 乾いた布や雑巾で水分をふきとります。

ひどいよごれの場合は

ゴム手袋の上に軍手を重ねてはめます。軍手を洗剤水に浸し数本一緒にはねを左右に汚れを落としていきます。
幅の狭いブラインドは、はねの裏面に手をあてて洗剤溶液を含ませたぞうきんで拭いてください。
水ぶきしてブラインドを下ろし乾燥させます。

取り外し可能であれば…

  1. 取り外し平らなところに広げます。洗剤をスプレーしスポンジでこすります。コードなど線はまとめて歯ブラシで擦ります。
  2. 水圧に注意しながらホースで水をかけて洗剤とよごれを流していきます。
  3. ヘッドボックスを乾燥させてから取り付け、乾いた布で水気を拭き取ります。
  4. ブラインドを降ろした状態で自然乾燥してください。

※スチール製のものはさびの原因となるので水あらいはできません。
※水あらいする場合はヘッドに水分が入らないようにします。
※はねは一度曲がると元に戻らないので注意して行います。
※羽を擦りすぎると表面の塗料が剥がれる場合があります。

ロールスクリーンのお掃除

ロールスクリーンは一枚のロール状の布を巻き上げ上下に開閉するカーテンで窓まわりのカーテンとして使われる他、間仕切りなどにもなります。


はたきや小型のほうきでほこりを取ります。

※しみの原因となるのでウォシャブルタイプ以外のものは水に濡らさないでください。

撥水タイプであれば取り外して、平らな所に置き中性洗剤をつけた雑巾でふき、仕上げに乾ぶきします。

洗えるタイプであれば洗濯機の「手洗い」や「弱」モードで洗濯し脱水せず自然乾燥します。しわが目立つようであれば当て布をしてアイロンをかけます。お手元の取り扱い表示に従い洗濯してください。


窓まわりのお掃除~レールやサッシ

窓は建物全体の表面積の2~3割の面積を占めています。窓まわりの掃除は汚れがひどいレールから行うのがポイントです。レール、サッシ、ガラスの順にお掃除していきましょう。まずはレールのお掃除についてです。

窓レールイメージ

窓レールのお掃除

窓枠の下部分にあるレールのお掃除です。窓がきれいだとお部屋も明るいですね。窓レールは開閉などによりゴミやホコリがとてもたまりやすい場所になります。汚れを放置すると建てつけが悪くなったり閉まりが悪くなったりする場合があります。気がついたときにお掃除するよう心がけたいものです。


  1. 幅広の柔らかいブラシやハケ歯ブラシ等でホコリやごみをかき出しながら掃除機で吸い取ります。掃除機の先端が細くなっている吸い込み口がある場合はそちらに交換すると便利です。
    ※レールが乾いた状態で行いましょう。細かい部分は割り箸や綿棒を使用して行うと便利です。
  2. 固く絞った雑巾でレールを拭きます。
    ※ひどい汚れは洗剤をスプレーしたスポンジや雑巾を使って拭き取ります。

窓サッシのお掃除

サッシの素材によって異なりますので事前に確認してから行いましょう。主にスチールサッシ、アルミサッシ、樹脂サッシ、木サッシ、複合サッシなどがあげられます。一般的には住居ではアルミサッシを使用するケースが多いようです。

樹脂サッシ

樹脂製品の場合、レール部分にたまった砂やゴミをそのままにして使用を続けると、傷の原因となります。


  1. 表面についた砂やほこりをていねいに取除きます。 隅の清掃は歯ブラシを利用すると便利です。
  2. 水でぬらした柔らかい布又はスポンジ・市販のメラミンフォーム材などで全体の汚れを拭き取ります。
  3. 最後に、かたく絞った柔らかい布又はスポンジで全体を拭き取ります。
  4. ※洗浄剤や薬品は、中性のものを使用してください。

    ※ワイヤーブラシやサンドペーパーのご使用はさけてください。

    ※マジックインクや塗料が附着すると落ちなくなります。


アルミサッシ

アルミは丈夫でさびにくい性質であり、表面処理加工の塗膜が施されています。しかしほこりや砂、土が付着したまま放置しておくと化学反応によりアルミ表面が侵されてしまい、白い粉の様なものが出てくるのが腐食です。日々のお掃除で腐食を防止しましょう。


  1. モップ、またはハタキで、表面のゴミやホコリを取ります。
  2. 固く絞った雑巾で、拭きとります。雑巾は、数枚用意し常にきれいな面を使います。
  3. ※アルミは酸やアルカリにも弱いので、洗剤は弱アルカリ性、または中性のものを選びます。

    ※金属製のたわしなどでこすると、表面の塗膜を傷め、サビの原因となります。

    ※汚れを落とした後、自動車用のワックスで磨くと効果的です。ワックスの成分がアルミ表面をカバーしてツヤや光沢がよみがえるだけでなく、汚れもつきにくくなります。

    ※ワックスは、研磨剤が入っていないか、少ないものを使ってください。


スチールのサッシ

スチールのサッシはとても丈夫でアルミが普及する以前によく使用されていました。重量があるのが特徴となっています。


スチールはさびにくい性質がありますが、やはり腐食や色落ちに気をつける必要があります。表面に汚れがついたら早めに洗い落としてください

  1. 柔らかい布に水を浸し、表面についたホコリ、砂などを洗い落とします。
  2. 布またはスポンジで全体を水拭きします。水拭きで落ちない場合は、中性洗剤を薄めたものを使って洗います。
  3. 乾いた布で、水分を拭き取ります。

木素材のサッシ

アルミサッシの台頭で減少したものの、気密性を高めた商品も出てきて近年は木素材のサッシが見直されてきました。やはり木の質感はよく、木の性質からアルミと比べると結露しにくくなっています。


  1. 木目に沿ってハタキで、ホコリを取ります。
  2. 固く絞った布で水拭きします。水拭きで落ちない場合は、中性洗剤を薄めたもので洗い流します。

※木は柔らかいので強くこすらないようにします。毛羽立つ原因となります。

※湿気を嫌うため、必ず乾いた布で、しっかり水分を拭き取ります。


これでレールとサッシはきれいになりました。こちらのお掃除が終わったら次に窓ガラスのお掃除ですね。

窓まわりをお掃除をしましょう

窓が綺麗だとお部屋全体が明るく開放的に見えるものです。これは逆に言うと、ガラスが汚れたり、くもったりしているとお部屋がくすんだ雰囲気になってしまうということです。しかし、毎日のお掃除で窓をすみずみまで拭く方は少ないのではないでしょうか。しかもお部屋には一つのみならず複数の窓がある場合がほとんどで、お掃除も簡単ではありません。目立つ箇所だけでもできれば定期的に行いたいものです。

窓まわりをきれいに

窓まわりのお掃除と言っても窓ガラス、サッシ、レールなどそのパーツごとにお掃除方法は変わってきます。窓のパーツは大きく、窓ガラス、サッシ、レールに分けられます。基本的には、サッシ、ガラスの順にお掃除してください。

サッシ・レールのお掃除はこちらをご覧ください!

窓掃除の一般的な順番

窓ガラスのお掃除

サッシやレールが綺麗になったら窓ガラスのお掃除にはいります。窓ガラスのお掃除は「内側の窓」と「外側の窓」がありますが、両方行いましょう。

ガラス汚れ

窓ガラスを雑巾がけしてお掃除してみると分かりますが、一見汚れていないように見えても、ガラスには汚れがついています。お掃除後には「雑巾が真っ黒になりびっくり」「改めてみるとお部屋から外への景色もはっきり」なんてこともあります。このガラス汚れですが主に内側の窓の汚れと外側の窓の汚れでは内容がちがってきます。

内側の窓の汚れ:手垢、テープの跡、タバコのヤニ、油汚れ

外側の窓の汚れ:砂塵、排気ガス、鳥の糞、虫

窓ガラスのお掃除は早朝や曇りの日に行うのがベストです。空気中の湿度が高いと、汚れも湿気を含み、緩んでくるので落としやすくなります。日の光が強いと窓ガラスの反射で、汚れが見えにくく掃除しにくいものです。

用意するもの:雑巾や布、スポンジ、ガラス用スプレー、中性洗剤

あると便利なもの:スクイジー(窓用ワイパー)、研磨スポンジ

外側ガラス汚れ

水に中性洗剤を入れて雑巾をひたし、緩めにしぼった雑巾でよごれを拭き取ります。固く絞った雑巾できれいに拭き、乾いた雑巾でガラスの表面が完全に乾かないうちに仕上げをします。汚れが内側のものかか外側のものか見分けるのが難しいため、汚れがひどい外側のガラスからお掃除した方がやりやすくなります。窓の一部が手の届かない場所がある場合にはクイッルワイパーのようなものに雑巾を巻きつけ拭くと便利です。

内側ガラス汚れ

汚れの強さに応じて雑巾の絞り具合、水分を加減します。また、汚れが少ない時は、洗剤を使わなくても水拭きで十分きれいになります。


  1. ガラス用の洗浄剤を×印状にスプレーして、四隅から雑巾やスポンジで拭きます。雑巾などは数枚用意しつねにきれいな面を使い拭き取りましょう。
  2. 洗剤が残らないように乾いた雑巾で仕上げます。雑巾ではなく「スクイージー」があるならば、それで洗剤を取り除いていきます。「スクイージ」があるならば、それで洗剤を取り除いていきます。

※窓一枚一枚やりましょう。洗剤をつけすぎると吹き上げるのに大変なので洗剤のつけ過ぎに注意です。

※しっかりと拭き磨き上げるとガラスですので光ってきます。また吸水性のいいクロスで拭くと、きれいに拭き取ることができるようです。

※日ごろからカビ防止のために、結露の水滴はすぐに拭き取るようにしましょう。


スクイージーの使い方

スクイージーとは先端にゴムのついた先端にゴムのついたワイパーのような形状で水分や汚れを取るお掃除アイテムです。短時間でガラスの隅々までしっかりときれいにすることができます。主にフロア、鏡、窓ガラスなどのお掃除に使われており、プロのお掃除業者も使用している道具です。一般にはホームセンターなどでも購入が可能です。

スクイジーは少しコツがいりますが、ガラスに対して水平に持ち、上部より左右に引いていき最後に上下にと引くのがお勧めです。引き方は上から下へという縦引き、左から右へという横引きがあります。ガラスにあたるゴムの角度もポイントとなるようです。

スクイージー

※表面が凸凹したガラス、あるいはスリガラスなどの掃除には水切りがうまくいかず不向きです。

※スクイジーをかける場合は、窓の下を新聞紙などで覆います。お掃除していると汚水の液だれが窓の桟や床に落ちることが考えられます。


窓まわりのカビ汚れ

窓は室内と屋外の境界であり、この温度差により結露が起こりやすい場所です。結露による水滴を放置するとカビの原因ともなります。下のレールによく見られる黒ずんだよごれのようなものがカビになります。

ガラス四隅のゴム部分のカビ

ガラスの四隅についているゴム部分は、結露による水滴などの影響もあり、かびがつきやすくものです。一度かびがついてパッキンまで浸透してしまうと、通常のお掃除では取り除くことはできません。
お掃除方法は、
洗剤をつけた歯ブラシなどで擦ります。それでも取れない場合は、台所用の漂白剤(塩素系)やカビキラーを使います。強い洗剤なので取り扱いには注意が必要です。仕上げに水ぶきして洗剤を落とします。

窓ガラスのカビ

特に冬は結露によりガラスにも水滴がつきます。放置しておくと窓ガラス自体にも黒カビが発生します。ついたしまったカビは洗剤をつけて擦り洗いしてください。

ビニールクロスのお掃除

壁に貼られているクロスですが、最も一般的に使用されているのはビニール素材のビニールクロスです。模様やプリントが施されバリエーションも多種多様です。お手入れのしやすい素材となっています。他には布クロスやなどがあります。
ビニールクロスの寿命は一説では10年程度とも言われますが、日ごろのお掃除でクロスを綺麗に保ちクロスを長持ちさせましょう。

通常のクロスのお掃除

用意するもの:はたき、掃除機、雑巾、洗剤

掃除用具イメージ

窓を開け換気して湿気を逃がします。
部屋の四隅や天井などは特にですが、はたきや掃除機でほこりを落とします。静電気などでほこりが落ちにくい場合もありますが壁に擦りつけないようしっかり落としましょう。天井など目に見えないホコリがたまっています。
ほこりというのは、ついたままにしておくと、埃やけをおこしたり、黄ばんできます。その黄ばみは次第にクロスにしみ込んで落ちにくい汚れに変化していきます。
洗剤をつけた雑巾で拭き取り、仕上げにから拭きします。
スイッチ回り、玄関の上がり口など手垢がつく所はアルカリ洗剤をスプレーして数分置き軽く雑巾で拭き取ります。または中性洗剤を付けた歯ブラシで、汚れをかき出すようにして落とします。クロスのプリントや模様に気をつけながらこすります。洗剤が残るとしみになるのでしっかり乾ぶきしきす。

黄ばんだクロスのお掃除

タバコのヤニやキッチンの煙などで白いクロスは黄ばんでいきます。見た目ではそれほど気が付かなくても黄ばみがある場合もあります。


アルカリ洗剤をスプレーして擦ります。
表面の凹凸に入り込んだ汚れを落とし泡立ちがなくなるまで何度か拭き取ります。壁紙の継ぎ目に注意し、水が入ってはがれないように拭き取ります。
飲食物や調味料などの水汚れがついた場合は、きれいな水にひたして固く絞った布などで、汚れを吸い取るように拭き取ってください。落ちにくいときは家庭用中性洗剤を使うと効果的です。
※タバコのヤニは、アルカリ性洗剤で拭き取ってください。

クレヨンや鉛筆、ボールペンの落書きのお掃除

お子様のクレヨンのいたずら書きが残っていたり、ボールペンのインクがついてしまったりということもよくありますよね。

鉛筆の汚れ 消しゴムでやさしく消していきます。
クレヨンの汚れ まず消しゴムで消してみて、落ちない場合は中性洗剤を水ぶきします。または弱アルカリ洗剤とクリーム洗剤を混ぜたものを歯ブラシにつけて擦ります。
ボールペンの汚れ カット棉にエタノールを染み込ませふきます。
濡らした研磨スポンジを使いクリームクレンザーで軽くこすります。最後にクレンザーをつけた歯ブラシでこすります。

※ボールペンの汚れは非常に取れにくい汚れです。各メーカーから専用のクリーナーなども販売されています。

クロスのカビのお掃除

窓際など結露が起こりやすく、クロスに黒いカビがはえることがあります。
吸い取り口がブラシ状の掃除機で吸い取ります。
たわしで軽く擦り、水ふきし仕上げにから拭きします。

水分よごれのお掃除

すぐにきれいな水にひたして固く絞った布などを用意して、表面を軽くポンポンとたたくように汚れを拭き取ると軽減できます。
汚れがクロスに染み込んでしまうとシミになり取れなくなります。

クロスを長持ちさせるために

貼りたてのクロスは真っ白くとても綺麗ですね。この白く綺麗なクロスをいつまでも長持ちさせるためのポイントをまとめました。

家具を壁面に密着させないようにする

ストーブを壁に近づけすぎないようにする

日なたはカーテンなどで直射日光を遮るようにする

直接壁に粘着テープを張らないようにする

クレヨンやペンで落書きしないようにする

傷をつけない穴を開けないようにする

殺虫剤や化粧品がつかないようにする

ビニールクロス以外の壁素材・塗り壁のお掃除

壁紙の9割を占めるとも言われるビニールクロスですが、これ以外の壁紙、塗り壁もあります。布クロス、しっくい、綿・砂などのお掃除方法になります。

布クロスのお掃除

掃除機をかけてゴミを取り乾拭きします。濡れ雑巾のお掃除は水が染み込みますのでお勧めできません。落書きは「消しゴム」でごく軽くこすって落とします。
素材が分からない場合、目立たないところに水をつけて、はじくようならビニール製、じわっと染込むようであれば布製です。

しっくい壁のお掃除

濡れ雑巾のお掃除は水が染み込みますのでお勧めできません。消しゴムで軽くよごれをこすります。

砂・繊維壁のお掃除

濡れ雑巾のお掃除は水が染み込みますのでお勧めできません。ほこりをためないように、はたきをかけます。