い草の畳は日本特有の文化ですから、素材も当然日本製と思いがちです。
ですが、日本国内で使用されている製品の70%が中国産のい草で作られているのが現状です。
特に国産品と指定しなければ中国産のい草が使用される時代なのです。
国産のい草と比較すると価格の面ではやはり中国製に軍配が上がりますが、品質の面では歴史のある国産品にはかないません。
こちらは中国産のい草です。色ムラがあり、ささくれが出ているのがわかるかと思います。
こちらは熊本から取り寄せたい草です。
見た目はもちろん、しなやかな手触り、香りの高さなど品質の面で大きく軍配が上がります。
また、畳は年数が経過したとき、見栄えにおおきな差が現れてきます。
次の写真はどちらも5年経過した時の畳表です。
右の国産の畳表は、使い込むうちに青畳が黄金色に変化したもので、光があたった時の輝き、艶がなんともいえないあじわい深さを醸し出しています。
対して左は品質の劣る中国産の畳表です。黒ずんでムラが広がり、黒すじが随所に目立ってきて、清潔感が損なわれています。このため、上にカーペットを敷いたりするケースが増えますが、ダニ繁殖の危険性が増してしまいます。
【5年経過した畳表の比較 左:中国産 右:国産】
最近、激安畳をうたって販売する畳店がありますが、中国産を国産と偽ったり、作業賃金を大幅にカットするなどして品質を落とすなどどこかで価格を抑えるための帳尻を合わせています。
畳は大切な住まいの一部ですから、安心して長く使える良い畳を選び、本当のお得を見極めましょう。
すけみつで扱っている熊本産のい草には、厚生労働省通知の試験法に準じた試験法による残留農薬一斉分析結果を提示する「検査結果報告書」と「品質証明書」がついています。
安全安心の住まいには、ぜひ国産の畳表をご利用ください。
畳ナビはトータルリフォームのすけみつが運営しています