最近、アトピー、アレルギーなどの皮膚疾患や喘息などの呼吸器疾患が増え、その原因の解明が課題となっています。建材や建具などの住環境もそのひとつとして考えられ、シックハウス症候群といった言葉が出回っています。赤ちゃんやお子様、体の弱い方のご家庭では特に気になりますね。
さまざまな要因が考えられる中、日本のい草農家では、たたみも安心して使っていただきたいとの願いから農薬や科学肥料を減らすエコファーマー栽培が取り入れられるようになってきました。
人にやさしい畳になるのはもちろん、環境にも良い影響をもたらす農法です。
本来、豊富な動植物が土に返り、分解された有機物による栄養素を吸収した植物が育ちそれを食べる動植物が増えるといった環境の循環がありましたが、農薬・化学肥料を使うことでこうしたサイクルが崩れ、生態系に深刻な影響をもたらしています。
そこで、い草農家が実践しているのが、循環型農業のエコファーマー栽培です。今まで焼却処分されていた家庭から出る生ゴミを主原料にした堆肥を使うことで、本来の生態系サイクルに近づくだけでなく、ゴミ焼却で排出される二酸化炭素の削減にも繋がります。
畳を使う人にも地球にもやさしい畳はこうして生まれます。
農林水産省はこうした環境に良い農業を推進するため、努力を惜しまず取り組む生産者を認定する“エコファーマー制度を導入しており、すけみつで使用している国産い草表の多くはこのエコファーマーから取り寄せているものです。
>>エコファーマーとは
>>エコファーマー栽培で作られた畳表
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