既存の畳は、畳床の劣化が激しく4.5cmある床厚が3cm弱まで沈み、畳表は毛羽立ちを通り越し穴が開いている状態でした。畳表に穴が開いた後は、花ござを敷いて凌いでいたようです。
使用頻度の高い休憩室(兼 更衣室)で、人の出入りが多いお部屋でした。
更衣室であり休憩室を兼ねているこの部屋がとても快適な空間になりました。これでスタッフも喜んで仕事に励んでくれればと考えております。ありがとうございました。
現場の様子にも記載した通り、畳床の劣化が激しく、畳床の再利用が不可能な状態でしたので、新畳をご提案させて頂きました。また、畳表は中国産の畳表よりも丈夫な国産の畳表をお勧めしました。
今回はより快適にご使用頂くため、消臭・抗菌効果のある活性炭シートもお勧めしております。その上で、耐用年数を出来る限り延ばすための使用方法などをご説明させて頂きました。
通常使用であれば、建材床の耐用年数は20~30年程度(環境が良ければもっと長く使用できます)と言われておりますが、人の出入りが激しいお部屋の場合は耐用年数が減少します。
そして顕著に耐用年数が減少する要因が、花ござ・カーペット・マットなどを畳の上に敷く事です。
畳は空気中の水分を吸収したり放出したりする調湿作用がありますが、畳の上に花ござ等で蓋をすると、吸収した水分を放出することが出来ず常に蒸れた状態が続くため、劣化が格段に早まってしまいます。
畳にとって好ましい状態は、空気と触れる面積を多く作り、調湿作用をなるだけ邪魔しないようにしてあげる事です。
畳表の毛羽立ちを隠すために、ホームセンターなどで売っている安価な花ござを畳の上に敷く方がいらっしゃいますが、畳床を痛めると床の交換という余計な出費に繋がりかねませんので、気をつけて下さい。
また、そうならないためにも、お早めに表替え・裏返のご相談をして頂ければと思います。
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国内で最大のい草生産地熊本の中でも、環境に配慮し、減農薬をこころがけたエコファーマーによる安心安全のい草を使用した畳表です。
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