フローリングに置き畳を設置し洋室を和室にリニューアルいたしました。
固定せず取り外し可能で、用途に応じて和室と洋室を自由に使い分けることができます。
施工前は明るい木目のフローリングが敷かれた清潔感のある洋室でした。
こちらも同じくフローリングの洋室で、寝室として使用されていたお部屋です。
フローリングのお部屋は使いやすくメリットも多くありますが、畳を敷いた『 和の空間 』がないのが少し寂しく感じさせます。
「居間続きの洋室と、寝室として使用している洋室二部屋に畳を敷きたい。」とのご要望でした。
フローリングの上に畳を敷きたいというご要望でしたので、薄畳をご提案しました。
薄畳とは、名前の通り約15mm~22mm程度の厚みの薄い畳のことで、フローリングとの段差が少ないためバリアフリーに近い状態の和室をつくることができます。
通常16mmの薄畳なのですが、今回は5mmの高反発衝撃吸収クッション材をオプションで追加し、厚さは踏み心地の良い21mmの薄畳に仕上がりました。
施主様から状況に合わせてフローリングも使用したいというご要望でしたので、畳を固定せず置き敷き型の畳に仕上げました。押入れ・ドア等の障害物を避けるよう畳の寸法を打ち合わせし、薄畳通常規格(820×820mm)より大きい本間サイズ(970×970mm)で施工しました。
今回使用した畳表はダイケン清流カクテルフィットという木質フローリングにフィットするカラーになります。和紙が一本一本交互に織り込まれ、フローリングの色に合うカラーの畳表になりますので、フローリングにも色なじみが良い商品になります。
今回はリビングに白茶色×灰桜色、寝室には白茶色×乳白色の畳表を使用しております。
こちらが施工後のリビングです。
白茶色×灰桜色の薄畳でフローリング貼りの洋室の雰囲気を壊さない雰囲気に仕上がりました。
施工前と施工後のリビングの様子をアニメーションでご覧ください。
とても自然な仕上がりになっている事がわかります。
既存リビングのイメージを壊さない、モダンな和室が出来上がりました。
寝室にはダイケンカクテルフィットNo15(乳白色×白茶色)で仕上げました。
しっかりと畳を敷き詰めているので防音効果も期待できますね。
色合いも優しい寝室に仕上がりました。
和室のお部屋は現在減少傾向にあります。
新築マンションでは和室がオプション化されているという近年の状況は、畳屋にとっては厳しい状況です。
「フローリングの方が使い勝手はいいけど、やっぱり和室が無いと不便」「落ち着ける空間が無い」等、和室を無くした後に「和室の大切さに気付いた」という声を耳にすることが多くなってきたように感じます。
今回施工したのはフローリングのお部屋と和室を簡単に使い分けが出来る現代の形の畳です。
洋室の雰囲気にも相性が良く、多目的に畳を使用できます。
生活スタイルに合わせた畳をご提案させて頂きますので、是非ご相談下さい。
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