特別養護老人ホームの食堂の一角に、クッション性がある洗える畳で休憩スペースを作りました。
洗える畳も木製見切りも、簡単に脱着できる仮設の畳スペースとして施工しました。
施工前は、長尺シート敷きの食堂でした。この一角に取り外すことのできる畳と見切りを設置します。
「食堂の一角に畳スペースを造作し、施設利用者の休憩場所として使用したい。」
「毎月、施設内でイベントや催しがあるため、脱着可能な畳にしてほしい。」
「利用者の怪我を予防すため、クッションの効いた畳を希望。」とのことでした。
施設利用者がご高齢の方のため、畳の厚さを可能な限り薄くし、クッション性の高い商品で汚れても水洗いが可能な「ふわふわ洗える畳」をご提案しました。
上の写真は、畳の側面と裏面が見える位置で撮影したものです。畳の厚さは20㎜程度、裏面にはズレ防止のフェルトが貼ってあります。
『ふわふわ洗える畳』は、厚さが20mmあるため、それにあわせて畳用の見切りを造作しました。
畳用見切りは、裏面を両面テープで仮固定する仕様です。
暖房器具や梁部分も、それにぴたりと合うよう切欠きが入り、しっかり納まりました。
完成した畳スペースはこちらです。
元からここにあったかのような自然な仕上がりになりました。
見切りも角が無くお年寄りがつまずきにくい角度に削られていて安心です。
今回使用した畳は「高反発衝撃吸収タイプで洗えるユニット畳」です。
社会福祉法人 前田記念福祉会が運営する、要介護1~5の方がご利用できる特別養護老人ホームです。
ショートステイや認知症デイサービス(認知症対応型通所介護)も行っています。
■特別養護老人ホーム ドリームハウス
〒005-0832 北海道札幌市南区北ノ沢1819番9
TEL:011-572-2100
お年よりの方は、畳になじみがあるため、喜んでくれると思います。
今回は、ご高齢の方のために、慣れ親しんだ畳の上で、足を伸ばして休憩できるスペースを造作しました。
こちらの畳は、特殊な施工で水洗いが可能な商品なので、食べこぼしをしても水を流しながらブラシで
ゴシゴシできるのが特徴です。
また、高反発クッションが入っており、利用者の怪我の予防にも対応しております。
ただ畳を作るだけでなく、畳を通して皆様の生活が豊になるよう、 常に考えなら施工させていただきました。
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