マンション入居時から使用している畳で、ご利用年数が10年前後経過しており
表替をご検討されていたそうです。
お部屋にお邪魔させて頂き、まず質問されたのが「今入ってるこの畳表は良い物ですか?」でした。
マンション購入時・入居時に入っている畳表には、価格を抑えるために程度の低い畳表を入れるケースが圧倒的に多いです。
程度の低い畳表の特徴は、畳の目が粗くて太く、畳表に黒いスジ状のものが多量にあるものです。
下の写真は施工前の畳を撮影したものです。
どうでしょうか?この畳表も目が粗く太く、あめ色の中に黒い筋が多く見られます。
畳の目が粗く太くなる理由は、イ草の打ち込みの量が少ないためです。
打ち込みの量が少ないと、畳表がよれやすくなります。
黒いスジの正体は、未成熟なイ草です。イ草は、農産物ですから全てのイ草が一様に育つわけではありません。良く育つイ草もあれば、未成熟に育つイ草もあります。未成熟なイ草は最初は綺麗な緑でも、日焼けとともに黒くなってしまいます。
今回、張替えた畳表は、エコファーマー表の特選品です。
イ草はとても長いものを使用し、縦糸は綿糸を2本で平成諸目で織られた贅沢な畳表です。
>>品質の良い畳表とは
>>エコファーマー栽培についての詳細はこちらから
施工後はイ草の香りがうれしい美しい和室となりました。
張替え時、畳の端まで緑色が均一で綺麗なのは写真を見ていただくとわかると思います。
ただ、なんといっても、良い畳表は日焼け後が大変綺麗なことです。
黒いスジが少なく、綺麗なあめ色(淡い黄色)になります。
畳表は1年もすると黄色く日焼けしてしまいますが、そこからが畳の見所なんです。
是非、どのように日に焼けていくのか?日焼け後の綺麗な畳表にも注目してください。
そして、隣近所やお友達の和室の畳と見比べてみてください。
違いが分かれば、あなたも畳通です。
熊本県産の上質な畳はいかがですか?
国内で最大のい草生産地熊本の中でも、環境に配慮し、減農薬をこころがけたエコファーマーによる安心安全のい草を使用した畳表です。
畳ナビはトータルリフォームのすけみつが運営しています