取り外しできる畳をリビング側に設置した実例です。
和室とリビングには、55mmの段差がありました。
リビングは、クッションフロアです。
和室とリビングに段差があるので、畳を敷いて段差を解消し、お母さんの介護をしたい。 万が一、転んでもケガをしないように、柔らかい畳が欲しい。 とのことでした。
和室の出入り口からリビングを出て、トイレの手前までに畳を敷きました。
洋室は、ドア枠など複雑な形状のため、部分的に畳を切り欠いてかわしました。
通路の最後は、畳の段差を解消するため、大工に畳用の見切りスロープを作ってもらい 裏面に軟粘タイプの両面テープを貼って、取外しが簡単に出来るようにしました。
お母さんが転んでも、ケガをしないよう畳の中にクッション材を入れました。
こちらは、クッションフロアの下に入れる、クッション材が丁度いいのでは? と思い、お客様にご提案しました。
施工後の様子はこちらです。
これでお母さんをトイレに連れて行くのが、とても楽になりました。 また、安全性にも配慮された、柔らかい畳は嬉しかったです。
随分長いこと畳屋さんをしていますが、このような依頼は初めてでした。
普通は、和室を洋室にして、バリアフリー化するのですが、和室はそのまま残したいとのことでしたので、リビングに畳を仮設で敷くことにしました。
この畳はいつでも簡単に取ることが可能です。
畳用の見切りスロープも軟粘タイプのテープですので、何度も着けたり取ったりができます。
また、これも初めてですが、畳の中に床で使用するクッション材を挟み込んでみました。
とっても柔らかく、あまり畳らしくありませんが、これはこれでありかと思います。
ただし、このクッション材は、通気が出来ないため、通常の和室の畳には向いていませんので
この現場限定の施工となります。
畳でお悩みの方は、是非一度、弊社にお問い合わせください。
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