畳についてホームページを調べる中で弊社を知り、自宅マンションと弊社がご近所だったこともあり、来社くださいました。
弊社にて、お客様の和室の様子や畳の痛み具合などを伺い、畳表や縁(ヘリ)のサンプルを交えて、ご説明させていただきました。
その場で、畳張替えと襖貼替えのご予算や日程など決定いたしました。
「マンション購入時、和室とリビングにある襖の建てつけが悪く、敷居を調整した際、畳と敷居に10mm程の段差が出来たため、畳の下に板状のものを置き高さを調整してくれたが、その分、畳に傾斜できてしまった。和室の入り口付近の畳の傾斜を、もう少し緩やかになるよう調整して欲しい。」
「和室の雰囲気は、なるべくうるさくならいないようにしたい。」とのことでした。
今回の表替工事は、弊社一番人気の『エコファーマー畳表 こだわり品』にて行いました。縁も落ち着きのある無地縁で淡い桜色のものをお勧めしました。
無地縁で落ち着きが出た分、襖には小さな柄物をあしらえたもので、和室全体のバランスを整えました。
弊社では畳納品時、畳と畳の段差や畳と敷居の段差を解消するために、40mm幅3mm厚のフェルトを使いムラ取りを行います。 ですが今回の場合、畳と敷居に10mm程の段差があり、フェルトだけでは無理でしたので、クッションフロアの残材を畳の下に敷きこみ、傾斜がなるべく緩やかになるよう調整しました。
段差の激しい緑の部分にクッションフロアーを4枚重ねに敷き、段々畑のように調整しました。
下の写真にある通り、畳の下に4枚のクッションフロアを重ねて敷くことで敷居との段差を解消しています。
襖紙の貼替えの際、取っ手(引き手)を外してから貼替作業を行うのですが、施工業者によっては多量の接着剤で、しっかりと接着しており、引き手が破損する場合があります。 引き手を交換する場合、同等品をご用意しても、既存の引き手は、日焼けや汚れにより変色しているため、色合いなどに差が生じてきますので、全ての引き手を交換することをお勧めしております。
こちらは襖の引手を取り外している様子です。この動画を見てもわかる通り、傷をつけずに引手の取り外しをするのは、なかなか大変な作業です。
最後に施工前後の和室の様子をご覧ください。
施工前の和室の様子↓
施工後の和室↓
施工前の和室(襖)↓
施工後の和室(襖)↓
襖の柄が可愛くて派手すぎず、これを選んで良かった。
縁も無地縁にして、和室が広くすっきりとした感じがする。
い草の香りにも喜んでいらっしゃいました。
天然い草の畳表に、淡い桜色の縁、そしてワンポイント柄の入った襖紙で、以前よりも柔らかく優しい和室になっていると思います。 無地縁・柄縁を考えながら襖紙を選ぶと、オリジナリティ溢れたお客様だけの和室になり、とても楽しく日々を送れることと思います。 また、畳表に化学表を使うことで、黒や白、イエロー、ブラウン、ショッキングピンクなど多種のカラーバリエーションから選ぶことも可能になり、モダンな和室やガーリーな和室にもコーディネートすることができます。あなたにしか出来ないあなただけの和室にコーディネートしてみませんか?
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